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    【ドラマガ4月号掲載】“勇退”インタビュー Case 2 – 庄村聡泰[Alexandros]

    • Interview:Akira Yokoo Text:Rhythm & Drums Magazine Photo:Yuki Kawamoto、AZUSA TAKADA

    リズム&ドラム・マガジン2021年4月号掲載企画

    “勇退”インタビュー
    〜スティックを置くドラマーたち〜

    バンドで重要なポジションを担ってきたドラマー達の“勇退”発表を受けて、発売中のリズム&ドラム・マガジン2021年4月号では、彼らへのラスト・インタビューを敢行。Case 1=SATOち[MUCC]に続いて、ここでは、[Alexandros]への加入から10年間、圧倒的な個性と独自のグルーヴでバンドを勢いづけ、メイン・ストリームへと押し上げてきた庄村聡泰のセクションを一部紹介!

    Case 2 – 庄村聡泰[Alexandros]

    メイン・ストリームで活躍する4人組バンド=[Alexandros]への正式加入以来、独自のリズム&グルーヴで圧倒的な個性を発揮してきたドラマー、庄村聡泰。2019年に発症した局所性ジストニア療養のための活動休止を経て、今月のベスト・アルバム発売を以て“勇退”するという決断に至った彼へのインタビューでは、ドラム観の変化から現在の音楽シーンまで幅広く語ってもらった。勇退の理由にもつながる彼のポリシーについて語られた冒頭部分をお届けしよう。

    いろいろなものが好きで
    かつ楽しんでいる自分が大事で

    ●最近はInstagramでファッションの写真をアップされていたり、映画や音楽のレビューを書かれていたり、マルチぶりはやはり庄村さんらしいなと思いました。

    庄村:インスタは本当に趣味を散らかすだけって決めていて、意味のあるものはアップしたくないんです。その方が楽しいじゃないですか。この取材の前日も、Kroiさんの曲を聴いていたらマジで寝れなくなるっていう(笑)。勝手なお話ながら、ドラムが叩ける自分よりも、いろいろなものが好きで、かつ楽しんでいる自分っていうのが個人的には大事で。そこを守らせていただくためにはドラムから離れるしかなかった、というところまで行ったのが(勇退の)原因でもあったので……。

    ●バンドを離れる原因というのは、やはりそこが大きかった?

    庄村:ベスト盤収録のドキュメンタリー映像で詳しく話しているんですけど、いろいろとある中でもやっぱりそこは大きかったですね。

    Best Album『Where’s My History?』
    ユニバーサル UPCH-2216/7
    3月17日発売

    ●でも、そういう多趣味でマルチな方向にアンテナを飛ばしながら、音楽へと昇華していくのは庄村さんの演奏家としての個性だとも思うんです。ジェリー・マロッタやチャド・スミス、そして山木秀夫さんらと共に参加されたビル・ラズウェルのソロ作『AgainstEmpire』にも名を連ねていたり……。同じ世代のドラマーでも、そこまで幅広く活動されている方って、なかなかいないと思います。

    庄村:ああいうところにスッといけたのって、1人でいろいろ音楽を掘っていった趣味みたいなものがこういう形で結実するとはな、と。でっかい出来事でしたね。でも本当に勝手にやっちまったもんですから、マネージャーさんから少々睨まれもしました(苦笑)。



    ▲[Alexandros][L→R]
    庄村聡泰(d)、磯部寛之(b、cho)、川上洋平(vo、g)、白井眞輝(g)

    ●(笑)。そういう意味では、良いバランスで活動できてきたのかなっていうのも、ある種思えたんです。[Alexandros]に加入して、駆け抜けるような約10年だったのでは?

    庄村:昨年1月に(勇退の)発表をさせていただいて、そこから社会情勢もあり1年経ってしまったんですけど、勤続歴11年ですね。

    ●深刻な社会情勢ではありますが、こうやって勇退が1年延びていることさえ、[Alexandros]らしいというか、バンドにストーリーを与えているような気もします。

    庄村:世の中がこういう状況ですから言い方は難しいですけど、いろいろなものに振り回されながら、結果として音楽活動にフィードバックされていくことが得意なバンドだとは思っているので。これを受けての“カウンター・パンチ”を俺自身もすごく期待しているところはあって。[Alexandros]らしいですね。

    ・・・

    勇退インタビューのチラ見せはここまで。この他、バンドのターニング・ポイントや楽曲のフレージングの変化、そしてドラム観が明確に変わったきっかけや、庄村目線で語られる現代音楽シーンでのドラムなどなど、興味深いトピックが目白押しの内容となっている。さらに、ドラマガ2017年1月号&2019年1月号掲載時のドラム・セッティング変遷もあらためて解説! この続きは、ドラマガ本誌2021年4月号でチェック!

    ⬇︎インタビュー掲載号はこちら

    リズム&ドラム・マガジン2021年4月号

    リズム&ドラム・マガジン21年4月号

    【庄村聡泰 掲載企画】
    “勇退”インタビュー〜スティックを置くドラマーたち〜

    ★スペシャル・コンテンツ“Gear Archive”
    個性的なドラム・セットがトレードマークでもあった庄村のセッティング変遷を、ドラマガ2017年1月号&2019年1月号掲載時の機材写真と共に再解説。2年間で様変わりしたセッティングを要チェック!

    【Cover Artist】青山英樹

    ●特集①
    音楽シーンを鼓舞する新たな才能たち
    NEW GENERATION DRUMMERS 2021
    Feat. YOYOKA、Kaito[インナージャーニー]、泉 大智[DISH//]

    ●特集②
    Drummer’s Drummer 100
    ・バンド・ドラマーが選ぶ 2021年こそライヴで見たい海外ドラマー/対バンしてみたい海外バンド
    ・セッション・ドラマーが選ぶ 共演してみたい夢のメンバー

    ●特別企画【付録映像連動】
    ドラマーのためのFinger Drums入門 feat. STUTS、熊井吾郎、茂木欣一

    ●Interview
    石若 駿
    デイヴ・グロール&テイラー・ホーキンス[フー・ファイターズ]
    茂木欣一[東京スカパラダイスオーケストラ]

    ●”勇退”インタビュー〜スティックを置くドラマーたち〜
    SATOち[MUCC]
    庄村聡泰[Alexandros]

    ●close up!【付録映像連動】
    CANOPUS Yaiba 24 Kitの実力 feat.玉田豊夢

    ●Products Report①
    VOX Telstar Maple Kit feat.ゆーまお[ヒトリエ]

    ●Products Report②
    British Drums Co. feat. LEA[GALNERYUS]

    ●STUDIO GREAT
    Vol.04 島村英二

    ●セルフィー・セミナー “the SPECIALIST”【付録映像連動】
    Feat.響[摩天楼オペラ]、Koh、土間リョウ

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