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9年ぶりに来日するグルーヴ・マスター=バーナード・パーディ! ”ドラマー的”ライヴの見どころを徹底解説!!【更新】

レジェンドの来日に添えて、バーナード・パーディに影響を受けたという国内トップ・ドラマーによるコメントも到着! その魅力を語っていただいた。

BOBO New!!

聴くたびに、映像見るたびに踏み潰されてます

BOBO:超ウルトラ・スーパー・ミラクル・デリケート・ワイルド・インクレディブル・インテリジェント・バッドアス・ドラマー、パーディ大先生。昔握手してもらったとき、背はそんなに大きくないんだけど、手が分厚過ぎて象かと思いました。いや、象だったかも。巨人過ぎて。幾つになっても、聴くたびに、映像見るたびに踏み潰されてます。グシャって。で、先生その音も音楽にしちゃいそう。

伊吹文裕

まさに生ける伝説中の伝説!

伊吹:学生の頃「Coolin’ ‘N Groovin’」のDVDで初めて動くパーディ氏を見て、その強烈なドラミングで一瞬にして心奪われました。ドラムを叩く前からグルーヴしている、喋っているだけでグルーヴしている、叩き始めたらもう地球がひっくり返りそうなくらい、こんなに踊れるドラムがこの世にあるのかと……未だに信じがたい、まさに生ける伝説中の伝説!  僕は今回が7年ぶり二度目の生パーディ氏なので、この貴重な機会をとても楽しみにしています。

SATOKO

視野の広いプレイ・スタイル

SATOKO:バーナード・パーディのドラムは、生まれたときから聴いてきたポップな音楽のほぼすべてのジャンルの中で、お手本のような演奏をして、無意識のうちに我々の血肉に入っている。“大好き!”って特別に好まれるような感じ、というよりは、“ありがとう!”と感謝されるような、視野の広いプレイ・スタイルだ。しかし華があり、決して溶けて気づけないような演奏ではなく、個性は炸裂している。スペースが限られているので好きな演奏を1曲挙げるとするなら、アレサ・フランクリンとの演奏などは別の方が熱く語るだろうということで、パーナードの経歴としては異質と言える、男性アイドル・グループ、SMAPのアルバム・レコーディングのバンドとして、世界を席巻するアメリカの一流スタジオ・ミュージシャンで結成したSMAPPIES での1曲を。『007』というアルバムに収録された「切なさが痛い」という楽曲。チャック・レイニーとディヴィッド・Tとのとんでもなくキュンなグルーヴを一聴してほしい……。しかし、昔の素晴らしい楽曲を聴こうとするとサブスクの弊害が……(笑)! 何とかして聴いてください(笑)。

白根佳尚

根っこにあるスウィング感が何よりすごい

白根:パーディといえばダチーチーチーや、パーディ・シャッフル。……だけども、その根っこにあるスウィング感が何よりすごいと思ってます。特にスロー・ブルース(譜面的な取り方で言うといわゆる6/8とか3拍子的な。BPM=33くらいの4/4ってのがイメージしやすいかも)をやっているときがたまらない。テンポが遅くてもスピード感があるし、音の立ち上がりもまさにパーディ。2、4バック・ビートでのシャッフルもハーフタイム・シャッフルもスロー・ブルースも、すべてがつながってるのがよくわかります。パーディの脳内ポリリズムは気持ち良過ぎですね。そして女性シンガーとの相性が良すぎる。タイトだけども優しい音色と明るい人柄でしょうか。

沼澤 尚

人々に多大な影響を与え続けてきた真のレジェンド

沼澤:ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリン、キング・カーティスのレコーディングに参加し始めた1960年代初頭から現在までの音楽史/ドラム・セット・プレイの歴史を築き上げ、当たり前のように未だに世界レベルで人々に多大な影響を与え続けてきた真のレジェンドが再び日本にやってくる……本当の本物を目の当たりに、そして彼の生のドラム・サウンドを体感できる、まさに奇跡的なチャンス……何があっても決して見逃すわけにはいかない。

小笠原拓海

すべてのグルーヴのポケットが自然

小笠原:僕がバーナード・パーディを知ったきっかけは、やはりジェフ・ポーカロです。ポーカロが教則ビデオで、ハーフタイム・シャッフルを叩いて分析することで知りました。特筆すべき点は、やはり歌いながら叩くこと、喋りながら叩くことじゃないでしょうか。もちろん、パーディ・シャッフルという有名なビートはありますが、それだけでなく、8ビート、16ビート、3連系などすべてのグルーヴのポケットが自然で、そこにしかないポケットに入るので説得力が違います。一定の時間軸の中でグルーヴしながら歌ったり話したり、叩く行為はまったく重要ではなく、呼吸しているのと変わらないのかもしれません。もはや神の域というか、すべてを理解してしまったのではと思うほど。それがポーカロの言う「このグルーヴを手に入れたら死んでもいい」という表現につながるような気がします。音楽の神様を、ぜひライヴで体感してみて下さい。

伝説のドラマーは今回も全国のビルボードライブ会場で、唯一無二のシグネチャー・グルーヴを繰り広げてくれることだろう。公演の詳細は下記の通り。

■公演概要
Bernard Purdie/バーナード・パーディ

【ビルボードライブ東京】(1日2回公演)
●2024年6月2日(日)/完売
1stステージ 開場15:00 開演16:00
2ndステージ 開場18:00 開演19:00
●2024年6月3日(月)追加公演
1stステージ 開場16:30 開演17:30
2ndステージ 開場19:30 開演20:30
詳細はこちら→HP

ビルボードライブ横浜】(1日2回公演)
●2024年6月4日(火)
1stステージ 開場16:30 開演17:30
2ndステージ 開場19:30 開演20:30
詳細はこちら→HP

【ビルボードライブ大阪】(1日2回公演)
●2024年6月6日(木)
1stステージ 開場17:00 開演18:00
2ndステージ 開場20:00 開演21:00
詳細はこちら→HP

ビルボードライブWEBサイト:http://www.billboard-live.com/