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Interview – シェーン・ガラス 4年ぶり!来日インタビュー

  • Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine
  • Photo:Akito Takegawa(PEARL)

自身の活動であるCosmosquad、Diesel Machine、Toqueに加え、イングヴェイ・マルムスティーンやマイケル・シェンカーとのセッション・ワーク、ここ日本では02〜18年という長きに渡りB’zのサポートを務めたシェーン・ガラス。親しみやすいキャラクターで国内の認知度も非常に高いシェーンだが、去る10月にプラベートで何と4年ぶり(!)となる来日を果たした。この絶好の機会に取材などできないか……とダメ元で彼にコンタクトを取ってみたところ、何と会ってくれるとの返事が! 久しぶりとなる対面インタビュー、シェーンは現在の活動をはじめ、日本をこよなく愛する彼らしいミュージシャンとしての哲学を語ってくれた!

アウトドア、サーフィン、マウンテンバイク
自分の音楽性を刺激するために
完全に音楽とは別のことをやる必要がある

●久しぶりの日本滞在ですよね。楽しんでますか?

SG(シェーン・ガラス) 日本に来るのは4年ぶりだけど、すごく楽しんでいるよ。毎日たくさんのスケジュールがあるんだけど、観光したり、友達と会ったり……まあバケーションみたいなものだよ。このインタビューを除いて仕事はしていない……といっても、これも別に仕事っぽくはないけど(笑)。

●(笑)。ちなみに好きな日本食を聞いてもいいですか?

SG 典型的な日本の朝食が好きだね。“ミソシル、ノリ、タマゴ”、そして“ナットウ、ゴハン、ゲンマイゴハン”、あと“シャケ、ツケモノ”がお気に入りだね。“ナベ”も好きだよ。

●良いですね(笑)。来日後にあなたの名前がTwitterのトレンドになったのを知っていますか? たくさんのファンがあなたの日本滞在を喜んでいるようです。

SG 本当に? (日本語で)スゴイ。ウレシイ。

●日本に来てから、Instagramのストーリーにいろいろなことを投稿していますよね。例えば、“太鼓の達人”をやったり……。

SG “太鼓の達人”は、人生で初めてやったんだよ。(インタビューがある)今日は、渋谷スカイの展望台に初めて行ったんだけど、すごく面白かったよ。眺めはスカイツリーよりも良かったね。スカイツリーはちょっと外れたエリアにあるから360度の眺望は難しいんだけど、渋谷スカイは東京のど真ん中だから、渋谷の交差点も含めて全部が見渡せるんだ。

川崎にて太鼓の達人を楽しむシェーン
(シェーン・ガラス公式Twitterより)

●普段は大自然にいる様子やマウンテンバイクに乗っている投稿も見かけます。

SG 音楽の他には、ハイキングに出かけたり、屋外のスポーツをやったりしているけど、それは僕の音楽活動を助けることになるんだ。どういうことかと言うと……だって四六時中音楽ばっかりやっていたら気がおかしくなってしまうよね。自分の音楽性を刺激するために、完全に音楽とは別のことをやる必要があるんだ。だから自分の場合は、アウトドア、例えばサーフィンをしたり、マウンテンバイクに乗ったり、大自然の中に出かけたり。最近、そういった活動も撮影するようになって、その動画の編集もしているけど、とても面白いよ。そうやってリフレッシュしてまた音楽に戻るんだ。すべてのことが自分の音楽につながっているよ。MY FIRST STORYのKid’zもゴルフをやっているよね? それも同じことだと思うよ。

シカモア・キャニオンをマウンテンバイクで駆けるシェーン。自身が撮影/編集!
(シェーン・ガラス公式YouTubeチャンネルより)

●日本好きなシェーンですが、日本のことや文化についてどう思っているか聞かせてください。以前、あなたが夏目漱石の「こころ」や、新渡戸稲造の「武士道」を読んだことがあると聞いてびっくりしました。

SG うーん、深い話だね……。まず、日本の文化がこのコロナ禍にどのように反応するか、ということを見るのは非常に興味深くて……。その理由は、日本は調和するのがすごくうまい国だから、日本人はこの状況を受け入れて「私達はコロナの問題がある。よし、みんなでこれを乗り越えていこう」という“ハーモニー(調和性)”を持っているからで。その“ハーモニー”というのは、日本の武士道やサムライ精神につながっていて、アメリカ国内の、“こっちに向かう人がいれば、こっちに向かう人もいる”、といったものとは違うと思う。アメリカ文化は、すごく自由で、例えば「F◯◯k you! 自分達のやりたいようにやるぜ!」と、ワクチンやマスク、他のすべてのルールに対してリベラル(自由主義)な人達がいる。それが今、国家を分断する大きな問題になっているんだ。それに対して日本は“もっと一緒にやっていこう”という流れがあるように感じる。それはとても重要なポイントだと思うんだ。

●なるほど。シェーンは自分のことをサムライだと思いますか?

SG そうは思わないね。尊敬するサムライと呼ばれるには弱すぎると思うよ(笑)。そんなに柔軟でもないしね。新渡戸稲造の「武士道」は重い内容の本だったけど、日本文化について多くのことを説明している。もちろん日本は若い世代へと少しずつ変化しているけど、今でも古い日本の基本的な習慣が続いていると思う。それはとても興味深いことだね。

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