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Tetsu&yukihiroが奇跡のツイン・ドラムを披露!サプライズ連続のJACK IN THE BOX 2021【Report】
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- Report:Rhythm & Drums Magazine Photo:Yuki Kawamoto、Taichi Nishimaki、Hiroshi Tsuchida
続いては、23年間ドラマーを務めたSATOちの引退を経て3人体制となったMUCCのステージ。「惡-JUSTICE-」をプレイした後、サポート・ドラマーとして紹介されたのは、本誌21年10月号にも登場し、メタル・シーンで頭角を表しているAllen[Serenity in Murder、BBイコール]。
続けて演奏された「KILLEЯ」を聴くに、MUCCの新しいバンド・サウンドにはロー感の領域が強化されたようで、それはAllenがTAMA Starclassic Mapleのキットを駆使して鳴らすツーバス・プレイも一役買っているように感じられる。ゲストには、彼らのトリビュート・アルバムにも参加したGRANRODEOが登場し、「ニルヴァーナ」、「メズマライズ」が披露された。最後に定番曲「蘭鋳」をプレイし、安定の盛り上がりと、一新されたバンド・サウンドを会場に焼きつけた。
出演バンドで最後の出番となったD’ERLANGERは、病気療養により活動休止中のkyo(vo)を除いた3人で登場。舞台上にはパールのReference&Reference PUREを組み合わせたTetsu愛用の26″ツーバス・キットが鎮座し、それを見るだけでも期待が湧き上がる。
彼らのステージには、ゲストとしてHYDE[vo/L’Arc-en-Ciel]、INORAN[g/LUNA SEA]、逹瑯(vo)を迎えたコラボレーションで、「CRAZY4YOU」(feat. 逹瑯)、「SADISTIC EMOTION」(feat.HYDE/INORAN)をプレイ。Tetsuは戦車の如く爆音ビートを放ち、その豪快なドラミングでメンバー、そして観客を煽り立てていた。
終盤に用意されたのは、Tetsuがプロデュースを担当した6組の豪華スペシャル・セッション「MDC 40th Anniversary SUPER ALL STARS」。転換を挟み、ステージ後方のセンターにセットされたドラム台の上手側にはTetsuのドラム・キットが配置。下手側は暗幕で隠されており、その裏に控えるサプライズを予感させる。
1組目のメンバーは、44MAGNUMのPaul/Stevie(vo)、Jimmy(g)、D’ERLANGER のCIPHER(g)、Tetsu、そしてjack(b/MAVERICK DC GROUP代表)という重鎮6人。演奏した楽曲は44MAGNUMの「Baby, Come Together」で、Tetsuは力強さと推進力を兼ね備えたビートで楽曲を盛り上げた。そしてこのスペシャル・プログラムではドラムの転換はなく、何とセッションに参加するドラマー達が代わる代わるTetsuのキットを叩くという。
2組目は、ヘヴィ・メタル・バンド=REACTION のNAOKI(vo)、YUKI(b)、NOCTURNAL BLOODLUSTのValtz(g)、Natsu(d)の4人が集結し、REACTIONの「JOY RIDE」をプレイ。Tetsuのセットに座ったNatsuは、普段と違う超個性的なキットに怯む様子もなく、持ち前のテクニックでセット全体をマルチに活用し、ヘヴィさを増した華のあるドラミングで楽曲を支えた。
続いての登場は、MUCCの逹瑯(vo)、ミヤ(g)、YUKKE(b)、そして、引退したSATOちと深い交流のあった、DEZERTのSORA(d)。選曲とドラマーの組み合わせはTetsuのリクエストとのことで、曲目はMUCCの本編でも演奏された「ニルヴァーナ」。Tetsuの弟子で、彼のドラム・セットを譲り受けたこともあるSORAは、馴染みのあるセッティングで、一打入魂の熱い演奏を繰り広げた。
4組目は、シドのShinji(g)、明希(b)、ゆうや(d)の3人がシドの「Dear Tokyo」をプレイ。会場は一瞬どよめいたが、この日出演していないマオ(vo)の代わりに、明希がベース・ヴォーカルを務めた。ゆうやは、奏者左側のキャノン・タムも絡め、得意のパーカッシヴなアプローチと音色豊かなビートで楽曲を彩った。シンバルのシャープなサウンドもまた効果的なスパイスとなっていた。
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