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    Interview – ねぎ[Novelbright]

    • Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine
    • Photo:Reiko Horiuchi(ライヴ写真)

    僕がNovelbrightで大事にしてきた
    “生身の人間が叩くドラムが一番”だということを
    「Sunny drop」のレコーディングで確信できた

    去る8月17日、大阪城ホールでの無観客・無料生配信ライヴでメジャー・デビューすることを発表した大阪出身5人組ロック・バンド=Novelbright。聴く者の心を震わす歌声や耳残りの良いメロディの中で、ダイナミックで切れ味の良いプレイによって楽曲を鮮やかに彩るのが、ドラムのねぎだ。ここでは、路上ライヴからSNSを通して頭角を現してきたバンドでの心境の変化や、亀田誠治によるプロデュースのデビュー・シングル「Sunny drop」で確かなものとなったプレイ・スタイルについて熱く語ってもらった。

    僕らのライヴを観てもらえたら
    “SNSの流行りモノ”ではなく
    “ロック・バンド”だと思わせる自信がある

    ●メジャー・デビューおめでとうございます。

    ねぎ ありがとうございます!

    ●Novelbrightといえば、SNSに投稿された路上ライヴの動画が大きな話題になりましたよね。

    ねぎ バンドをもっといろいろな人に観てもらえる可能性を考えて、2019年3月から路上ライヴを始めたんです。もともとライヴ・ハウスで演奏している動画はよくSNSにアップしていたんですけど、路上ライヴの動画がここまで注目されるようになるとは思わなかったので、正直びっくりしました。路上ライヴを経て、メンバーとのつながりも東京に来てからさらに強くなった気がします。

    ●ライヴ中のねぎさんの演奏は、テクニックはもちろん、視覚的にも楽しめるというか。

    ねぎ 僕自身、ドラムを叩くときに大事にしているのが、まずは自分が楽しんでやることなんです。難しいことはしなくても、例えばドラムの叩き方を研究してみたり、表情1つからパフォーマンスまで、観ていて楽しいドラムを叩けるように心がけています。派手だと思ってもらえることも大事にしていて、スティックを回したり投げたりするのも好きですね。どこまで高く投げられるかも日々挑戦という感じで……たまに、落としちゃうこともあるんですけど(笑)。

    Novelbright[L→R]
    山田海斗(g)、圭吾(b)、竹中雄大(vo)、ねぎ(d)、沖 聡次郎(g)

    ●注目が集まるにつれて、大きな会場で演奏することも増えていったと思いますが、プレイするにあたって心がけていたことは?

    ねぎ 僕、ライヴ前はめちゃくちゃ緊張しちゃうんですよ。だからこそ、直前までできることを全部やる、っていうことは心がけていて。個人練習でも人に観てもらうことを想像しながら叩いたりしますし、ライヴ直前の楽屋でも、練習パッドでウォーミング・アップすることも大事にしています。あとはさっきも言ったように、楽しんでやることですね。……まぁ緊張しているので、ガチガチなんですけど(笑)。

    ●プレイしている姿を見ても、緊張されているなんて想像がつかなかったです。

    ねぎ 本当ですか(笑)? 何て言うか、ライヴでのミスって人間だからどうしてもあると思うんですけど、そこに苦し紛れの言い訳をしたくなくて。もっと練習しておけばミスしなかったかもとか、もっと身体を温めておけば手足が動いたんじゃないかっていうんじゃなく、“これだけやってきたから、ミスしてもしょうがなかったな”と思いたいんです。だから、ライヴ前の準備はかなり重視しています。路上ライヴの映像から知ってくださった方も多いと思うんですけど、“SNSの流行りモノ”として見られている部分もあるというのは僕らも感じていて。そういう人達にこそNovelbrightのライヴを直に観てもらいたいですね。“ロック・バンド”だと思わせる自信はあります!