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    連載! 歌とドラム Vol.06 RINA×HARUNA[SCANDAL]【2024年4月号掲載】

    • Interview:Rhythm & Drums Magazine Text:Shinichi Takeuchi/Rhythm & Drums Magazine
    • Photo:Taichi Nishimaki Hair & Make:Momoka Matayoshi (Superbly Inc.)、Shunsuke Murakami

    ドラマーとヴォーカリストの関係性にフォーカスする対談連載=歌とドラム。2024年4月号掲載のVol.06で登場したのは、昨年、活動期間17年でガールズ・バンド部門のギネス世界記録に認定されたSCANDALのドラマー、RINA&メイン・ヴォーカリストのHARUNA。ここでは、インタビューの冒頭部分を抜粋して掲載!!

    1つのリズムに対して
    後ろでどっしり構えている
    (HARUNA)

    ●まずはバンドの始まりに遡りますが、SCANDAL結成のきっかけは、ダンス・ヴォーカル・スクールの生徒が楽器を始めるという“プロジェクト”でしたね。すでにリズム感はダンスで培われていたんでしょうか?

    HARUNA
     私は趣味も含めてずっとダンスをやり続けていたので、リズムは身体に染みついてる感じではありました。

    RINA 私は逆に、入学して2ヵ月でバンドをやることになったので、“ダンスで培ったリズム感がある”っていう自信に変わる前に、ミュージシャンになったっていう感じなんです。でも、メンバーはみんな最初からウラ拍をきっちり取れたので、リズム感の基礎みたいなものはあったと思います。最初の頃は、ドラム・カウントもダンスのように“5、6、7、8”って数えてたんですけど(笑)、バンド経験者の方に“すごくウラ拍を感じながら演奏しているね”とはよく言ってもらえていました。でもやっぱり、ダンスと楽器とでは、頭の使い方が根本的に違うなとも思います。私にはダンスよりも、ドラムでの身体の動かし方の方が向いていたかなって。


    ●楽器を習得するにあたって、4人ではどんな練習をしましたか?

    HARUNA
     結成1週間後にスクールの発表会が控えていて、「1曲弾けるようになったら、オープニング・アクトで出してあげるよ」と言われたのをきっかけに、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」をコピーすることになって。とにかく曲を全員で覚えて、最後まで演奏しきることを目標にひたすら練習しました。夏休み中だったので合宿もしたんですけど、1日12時間くらいは缶詰になって……今思うと、当時は根性を試されてたんだなと思います。

    RINA 鍛えられたよね。あの頃は学生だったし、“ステージに立つ人間になりたい”っていう夢に向けてがむしゃらに取り組めるタイミングで、みんながゼロからスタートできたのも良かったと思います。

    HARUNA もし誰かがバンド経験者だったら、多分できてなかったと思う。

    RINA できてなかったよね。


    ●一緒に成長していくということが、モチベーションにも関わっていたんですね。お互いの歌やドラムの個性を認識できるようになったのはいつ頃ですか?

    RINA レコーディングのとき、HARUNAが当時のディレクターさんに歌い方をアドバイスされるのを聞きながら、私も歌とドラムの関係の大切さを学んだ気がしていて。HARUNAには、ディレクションをすぐに自分に落とし込んで表現する技術とか器用さ、柔軟性があって、本当にすごいなと思いましたし、今もリスペクトしています。

    HARUNA 私は、1stアルバムをリリースして、そのライヴのリハーサルをやるようになった頃ですね。歌っていると「RINAのドラムにもっと合わせた方がいいよ」と言われることがすごく増えて……自分では普通にリズムを取れているつもりだったし、ドラムも聴けているつもりだったから最初は意味がよくわからなかったんですけど、あらためて聴くと、RINAは1つのリズムに対して、ちょっと後ろでどっしり構えていることに気づいて。私は激しい曲だとどうしても前のめりになっちゃうから、それでバンド・サウンドが忙しい感じになっているんだなっていうことがわかったんです。

    SCANDALの楽曲を重心があるように聴かせられるのは、RINAのドラムのおかげなんだろうなって今でも感じています。それでいてプレイも華やかで、見せることも意識して叩いている感じもして……そこはRINAが持っているエンタメ力というか、天性のものだなと思います。


    本誌では、自身のプライベート・レーベル“her”からリリースされた11作目『LUMINOUS』の制作とプレイや、ドラマー/ヴォーカリストとしての現在の印象についても詳しく語ってもらっている。さらに、読者プレゼントとして2人の直筆サイン入り色紙(抽選で1名様)のプレゼントも! 続き&詳細はドラマガ2024年4月号にて!

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