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ドラムの日2023
スペシャル・クリニックを控える
HALの初登場インタビューを公開!
新世代オルタナ・バンド=CVLTE(カルト)のドラマーで、10月10日のドラムの日に自身初となるドラム・クリニックを控えるHAL。ここではクリニックの開催を記念し、彼のドラマガ初登場となった2022年10月号から、インタビューの一部を抜粋。ドラマーとして、そして世界に知られるSNSでの活動でのルーツについて語った内容を振り返っていこう。
どれだけ楽しみながら
練習に没頭できるのかが
上達への近道
●まずは、ルーツからお聞きしたいと思います。ドラムはどのようなきっかけで始めたんですか?
○ドラムを始めるきっかけになったのは、2008 年に東京ドームで行われたX JAPANの復活ライヴでした。僕は当時9歳でしたが、親に連れて行ってもらって体感したこのライヴが、これまでの僕の人生の中で一番強く印象に残っているんです。ドームでのYOSHIKIさんのパフォーマンスに一気に引き込まれて“今すぐドラムをやりたい!”という衝動に駆られたのを覚えています。
実は、小さい頃から花火や雷などの大きな音がものすごく苦手だったんですが、ドラムの音に関してはワクワク感と爽快さを感じました。しなやかに身体をくねらせて腕を振り上げるパフォーマンスが魅力的で、楽器の演奏なのに、スポーツやダンスのような身体の動きをしているところにもきっと惹かれたんだと思います。
●なるほど。そこからどのようにドラムを学びましたか?
○小学4年生のときに近所のドラム教室に通って基礎を学び始めたんですけど、半年くらい経ってからは、YouTubeで好きなドラマーの動画を何度も観ては、自宅の電子ドラムでひたすら真似をするという練習にハマりました。ちなみにそれは今もやっています(笑)。
僕が思うに、基礎練習も大切ですが、どれだけ楽しみながら練習に没頭できるのかが、上達への近道だと思っています。頭であれこれ考えるのはとても苦手です……。
僕のルーツというと
マット・マグワイアがダントツ
●YouTubeは上達とモチベーション向上の両方に役立ちそうですね。HAL さんのダイナミックなフォームやパフォーマンスにはとてもインパクトがあって、プレイにはハード・ロックやメタル、ラウド・ロックからの影響を感じます。実際はいかがですか?
○小学5年生の頃、たまたま買ったアヴェンジド・セヴンフォールドのCD がカッコ良すぎて、夢中になって聴きまくりました。それからJ-ROCKを通らず、海外メタルを漁るようになっていったんですけど、そんなときにYouTubeで、ブリング・ミー・ザ・ホライズンやリンキン・パーク、トゥエンティ・ワン・パイロッツ、ザ・チェインスモーカーズなどの曲を叩いているマット・マグワイアを見つけちゃったんです(笑)。
彼の叩くフレーズやプレイ・フォームがツボすぎて、毎日彼のドラミングの真似をするのが一番の楽しみでした。特にハマったのは、ダブステップ・ミックスに乗せて叩くパフォーマンスでしたね。他にもリスペクトしているドラマーさんはたくさんいるんですけど、僕のルーツというと彼がダントツと言えます。
●HALさんご自身も、現在、YouTubeのチャンネル登録者数が20万人を突破しています。そもそも動画を投稿するようになったきっかけは何だったのでしょうか?
○海外のドラムYouTuberから影響を受けていて、自分もそちら側をやってみたくなったからです。高校生になってアルバイトをして、生ドラムを揃えるところから始めました。今では懐かしい思い出です。
ここ最近になって、ドラム動画の再生回数を伸ばしたりフォロワーを獲得したりするには、ショート動画をアップしていく方が圧倒的に効率が良いということを意識するようになりました。フル動画の方は、コアなファンのみなさんが観てくれる印象が強いので、今後はCVLTE が新曲をリリースしたタイミングでプレイ・スルー動画などをアップしていこうかと思っているんですけど、ドラム動画の投稿は思いつきの部分もあるので、その都度変化していくかもしれません。
HAL初のドラム・クリニックが10月10日に開催!!
詳細はドラムの日2023特設サイトをチェック!
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