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グルーヴ・マスターのセッション・サイドに注目! スティーヴ・ジョーダンがプレイした2022年の参加作品!!

  • Photo:BSR Agency/Getty Images

1月14日は世界最高峰のグルーヴ・マスター、スティーヴ・ジョーダンの誕生日! スティーヴは2021年8月に急逝したチャーリー・ワッツに代わり、同年9月にスタートしたツアーからザ・ローリング・ストーンズのドラムを担当。

昨年はバンド結成60周年のツアーに参加するなど多忙を極めてたが、セッション・ドラマーとしての活動も相変わらず精力的! ということで、誕生日を記念して2022年に発表されたスティーヴの参加作品を調べてまとめてみました!!

『A Change Is Gonna Come』
Bill O’Connell

ニューヨーク出身のジャズ・ピアニスト、ビル・オコンネルが昨年1月にリリースした作品で、スティーヴは全編に渡って参加。資料によると2021年5月にレコーディングされたそうで、サム・クックの最高傑作の呼び声高いタイトル曲「A Change Is Gonna Come」やビル・エヴァンスの「My Foolish Heart」などのカヴァーの他、「A Prayer for Us」、「Chaos」といった当時の世界情勢を振り返ったオリジナル曲の全10曲で構成。

ファンク、ブルース、サンバ、カリプソなど、いろいろな音楽スタイルを昇華させたジャズ・アレンジの中、一聴してスティーヴとわかる唯一無二のドラム・サウンドを貫き、楽曲の世界観を見事に彩っている。

■レーベルHPはこちら→https://www.kinginternational.co.jp/genre/scd-2197/

『La Ragazza Del Futuro』
Cesare Cremonini

イタリアの人気シンガー・ソングライター、チェーザレ・クレモニーニが昨年3月に発表した最新アルバム。こちらはリリース・タイミングでニュース記事を公開しているので、そちらをチェックしてみて欲しいが、タイトル曲「La Ragazza Del Futuro」でプレイ。チェーザレ本人がSNSで「彼のユニークなスタイルがこの曲を重要なものにしてくれた」と絶賛したスティーヴならではのサウンド&グルーヴに注目だ!

『Forgotten Toys』
David Paich

昨年結成45周年を迎えたTOTOの創設メンバーで鍵盤奏者のデヴィッド・ペイチが昨年8月にリリースしたソロ・アルバム。50年近いキャリアを誇るペイチにとって意外にも初となるソロ作品で、TOTOのメンバーであるスティーヴ・ルカサーやジョセフ・ウィリアムスはもちろん、ネイザン・イーストやレニー・カストロなど縁深いミュージシャン達が集結。

スティーヴは5曲目の「Queen Charade」に参加し、冒頭のフィルから個性が光る貫禄のプレイを展開。ドラマーにはスティーヴの他、グレッグ・ビソネット、ロビン・ディマッジョがクレジットされている。

■レーベルHPはこちら→https://www.sonymusic.co.jp/artist/Toto/info/544352

「Be Blessed」
Davide Pannozzo

イタリア人ギタリスト、ダヴィデ・パノッゾが昨夏に配信リリースしたシングル曲。スティーヴは17年に発表された彼のアルバム『Unconditional Love』のプロデュースを手がけており、本作にはプレイヤーとして24丁目バンドの盟友、ウィル・リー、クリフォード・カーターと共に参加。

甘いトーンのギターが印象的なインストによるミディアム・バラードで、スティーヴはそのサウンドから小口径と思われるドラムでプレイ。ポケットに深く突き刺さるハイ・ピッチのスネアが抜群! 流れに沿ったダイナミクス表現も見事で、世界最高峰のミュージシャン達による極上のアンサンブルが展開されてる!