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【MUSCLE WASA-BEAT!! feat.山葵[和楽器バンド]】#6−和楽器バンド「日輪」

叩いて!語る!
和楽器バンド山葵の“叩いてみた”ブログ!!

あの“山葵ブログ”がパワーアップして帰ってきた! その名も『MUSCLE WASA-BEAT!!』(マッスル・ワサビート)。山葵のYouTubeチャンネル「山葵ちゃんねる」とコラボし、原点でもある“叩いてみた”動画を新たに撮り下ろし、プレイについて解説! 第6回は和楽器バンド屈指の高速ナンバー「日輪」! “テンポの速い曲は息を吸うのではなく吐く”というポイントに加え、2ビートならではのポイントもぜひ習得してみては?  YES…

#6 和楽器バンド「日輪」

はいどーも、時にメタラーの血が騒ぐ、山葵です。

今回は自分のバンドのオリジナル曲を叩きました。
この曲は和楽器バンドの中でも最も手数足数が多く、テンポの速い楽曲の1つです。
特に足が大変なので、安定して叩ける遅いテンポから練習すると良いでしょう。

Bメロや2サビ終わりの間奏でのハーフタイムのパターンは、一見バス・ドラムが少しややこしく感じるかもしれません。
しかし基本的には右足のキックのみでも成立するパターンでして、それを元に左足を装飾のように入れ込んでいるイメージです。
まずは左足を抜いた3点でグルーヴできるよう練習するのがコツです。

サビの高速2ビートは、しっかりバック・ビートのスネアを鳴らすことを意識すると良いでしょう。
特にサビなので、ここでなあなあに叩いてしまうと楽曲に合わなくなってしまいます。
メロディ・ラインの譜割が比較的大間なので、力強くその合間を縫うようなイメージで叩いております。

テンポがものすごく速いので、時折入る16分音符のフィルインが大変かもしれません。
以前の記事にも書きましたが、速いフレーズを演奏するときは息を止めるのではなく吐きながら叩くと良いでしょう。
息を止めてしまうと筋肉に力みが生まれやすく、力むとより動きが悪くなってしまいます。
大変なフレーズほど息を吐くことを意識してみるとプレイが変わってくるかと思います。

僕が演奏するときに常に心がけているのが、速い曲ほど自分の中では大きくフィーリングを取ることです。
心の中で楽曲のグルーヴに乗っかりながら大きな円を描き続けているイメージを持っています。
細かくリズムを取ってしまうと、せわしなく、落ち着きのない演奏になりがちです。
速いテンポの中でも、安定感のあるグルーヴをキープするために意識しておきたいポイントの1つです。

今回は時には真面目なプレイ解説でした。

ではまた!

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詳細はアルバム特設ページ

Profile
わさび●岡山県育ち。中国人の父と日中ハーフの母を持つ。15歳でドラムを始め、YOSHIKIやチャド・スミス、トーマス・プリジェンなどに影響を受ける。動画投稿サイト“ニコニコ動画”にアップした演奏が話題となり、和楽器バンドに加入。コンポーザーとしてもスキルを磨き、アルバム『TOKYO SINGING』ではリード曲「Singin’ for…」を作詞作曲。中学の頃から筋力トレーニングも続けており、2020年に初出場をした年末特番「SASUKE2020~NINJA WARRIOR~」では話題を呼び、2021年も出場を果たした。
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和楽器バンド(L→R)
山葵(d)、亜沙(b)、蜷川べに(津軽三味線)、神永大輔(尺八)、鈴華ゆう子(vo)、町屋(g、vo)、いぶくろ聖志(箏)、黒流(和太鼓)

◎Latest Release

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