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【MUSCLE WASA-BEAT!! feat.山葵[和楽器バンド]】#12−NUMBER GIRL「NUM-AMI-DABUTZ」
叩いて!語る!
和楽器バンド山葵の“叩いてみた”ブログ!!
和楽器バンドの山葵が原点でもある“叩いてみた”動画を新たに撮り下ろし、自らが解説するブログ『MUSCLE WASA-BEAT!!』(マッスル・ワサビート)。YouTubeチャンネル「山葵ちゃんねる」とコラボし、1年に渡ってお送りしてきた山葵ブログも今回で最終回……! ラストとなる第12回は山葵にとっても思い出深い、NUMBER GIRLの「NUM-AMI-DABUTZ」。山葵さん、1年間ありがとうございました!!!!
#12−NUMBER GIRL「NUM-AMI-DABUTZ」
はいどーも、筋肉痛がないとテンションが下がる、山葵です。
僕のYouTubeチャンネルとの連動企画として1年間続けてきたこのコラムも今回で最終回となります。
最後はどの曲を演奏しようかと考えていたのですが、僕が学生の頃から大好きなバンドの曲を演奏して、初心に帰ってみようと思いました。
高校生の頃、バンド友達に勧められて初めて聴いて、衝撃を受けたNUMBER GIRL。
2019年の再結成ライブを野音で見たときは、青春が甦り思わず感極まりました。
この曲は終始ドラムが大暴れし、まるでドラム・ソロの上でアンサンブルが鳴っているようなトリッキーな楽曲になっています。
手数の多いフレーズやシンコペーションが多用されているため、ドラム初心者の方はリズムがヨレてしまいやすいかもしれません。
この曲に限らずですが、楽器を演奏する上では自分の体内でリズムの軸をキープし続けることが大事になります。このことをパルスと呼んだりします。
パルスを鍛えるトレーニング法としては、フレーズを練習する際に口で「1・2・3・4」とカウントを取りながらやってみてください。
慣れていないフレーズほど手足の動きに口のリズムが釣られやすいかと思います。
ゆっくりなテンポから、演奏しているフレーズがカウントのどの部分と絡まっているのかを確認しながらやってみましょう。
他にも左足で常に4分音符を刻み、それをキープしながらフレーズ練習するのも良いでしょう。
2:30〜あたりのスネアの大量の連打では、徐々に身体が後ろに倒れていますが、これは音圧を上げるための動きです。
こうすることで身体とスネアの距離が離れ、上腕三頭筋(二の腕と呼ばれる部位)の収縮がしやすくなり、パワーを稼ぎやすくなるのです。
例えば、壁の正面ギリギリに立って壁を押すのと、半歩ほど離れて壁を押すのとでは、後者の方が力が入りやすくありませんか?
これと同じ理屈で、腕が曲がっている状態よりも、腕が伸び気味のときの方が大きな力を発揮しやすいのです。
譜面上は同じ音符の連続だとしても、こうやって身体の使い方を変えることで音のニュアンスに変化が生まれ、よりダイナミクスのある演奏ができるようになることでしょう。
というわけで、以前の連載も含めると約2年間、40回以上のコラムを綴ってまいりました。
長い間このような場を提供してくださったドラマガ編集部の方々に心より感謝いたします。
また何かしらの形でみなさまに情報や僕の考えていること、思いなどを届けられたらと幸いです。
またどこかでお会いしましょう!
それでは最後に大きな声で……
おっぱい!
ではまた!
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