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    なんちゃってジャズ・ドラム #2 – 4ビートで“歌うように”シンバル・レガート

    ジャズは難しいと思って敬遠している人、スウィングしようとしてもロック風のシャッフルになってしまう人……そういったドラマー達にオススメしたいのが、誰もが気軽にジャズ体験ができる“敷居の超低い1冊”=『なんちゃってジャズ・ドラム』。ドラマガWebではそのコンテンツの一部を公開! 第二弾は、4ビートで“歌うように”演奏するシンバル・レガートにチャレンジ!! “なんちゃって”から奏法のコツを掴んでいこう。

    #2 4ビートで歌うようにシンバル・レガート

    ベーシック・フレーズ

    難易度 ★☆☆

    0:00〜:ベーシック・フレーズ

    4ビートのジャズにおけるシンバル・レガートの代表的なパターン。“チィンチッキ、チィンチッキ……”というお馴染みのフレーズだ。これをスウィング感を表現してスムーズに演奏できるようになることが、4ビートのジャズでは重要。軽く4分音符で踏んだバスドラとの音量バランスもポイントだ!

    POINT!

    ▶︎ライドで心地良く歌うように演奏しよう
    ▶︎スティックのスムーズな動きを心がけよう

    うまそうに演奏するためのヒント!

    ★ ノリのイメージをつかむための“歌い方”

    レガートをスムーズに演奏するための手法の1つに、フレーズを2拍4拍から感じて叩くというのがある。例えば下の譜例に示したように、1拍目/3拍目をアタマに感じて、“チィンチッキ”と歌うよりも、 2拍目/4拍目から“チッキチィン”と歌っていった方が、リズムのつながりがスムーズになるのだ。

    × 1拍目/3拍目から、“チィンチッキ”と歌うのではなく……


     2拍目/4拍目から、“チッキチィン”と歌ってみよう!

    こうすることで、2拍目/4拍目からの3連が、1拍目/3拍目を心地よく呼び込んでくれるようになる。2拍目/4拍目の音はやや強めに演奏すると、良い雰囲気になるぞ! 

    NYの名ジャズ・ドラマー、グレッグ・ハッチンソンによるシンバル・レガートの説明(1:35〜)。
    2拍目から“Walk the Dog”というフレーズに合わせて歌うことで、スウィング感を解説している。

    自宅トレーニング用フレーズ

    シンバル・レガートの音形を正確に叩く練習

    0:15〜:自宅トレーニング用フレーズ

    レガートに慣れないうちは、2拍目/4拍目のウラで音符のタイミングが甘くなりやすい。上の譜例は、右手の音形の間を左手で埋めて、正確な3連符を意識しながらレガートを叩く練習だ。左手の音は小さめにして、遅いスピードから確実に練習してみよう。

    なんちゃってジャズ・ドラム – BACK NUMBER

    #1 超カンタン! 4分音符でシンバル・レガート