NOTES
UP
【LESSON.2】ドラム・セットの“基本構造”
- Text:Yusuke Nagano/Photo:Tetsuro Sato
ドラム・セットはパーカッションの集合体
ここでは基本的なドラム・セットの構造を解説していきましょう。ドラム・セットはさまざまな種類のドラムやシンバルを組み合わせて、1 人で演奏できるように工夫しながら発展してきたパーカッションの集合体です。その昔は、大太鼓(バス・ドラム)、小太鼓(スネア・ドラム)に数枚のシンバル、さらには木魚やカウベルと呼ばれるパーカッション類などを自由に並べて、ドラマーによって思い思いの楽器構成で演奏していました。それが長い時間を経て、時代時代に合わせた音楽に対応しながら、徐々に現在の基本的なドラム・セットの形へと出来上がっていったものです。
また、ドラム・セットにはさまざまな大きさのドラムやシンバルが使われますが、その口径や深さをインチ数で表わします(1インチ=約25.4mm)。それぞれのパーツの標準的なサイズも記しておきましたので、それらも知識として覚えておくと良いでしょう。
ドラム・セット〜表側〜
ドラム・セット〜裏側〜
各パーツの詳細は次ページから!