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【LESSON.2】ドラム・セットの“基本構造”

  • Text:Yusuke Nagano/Photo:Tetsuro Sato

【Cymbals】

Hi-Hat Cymbals(ハイハット・シンバル)

専用のスタンドにセットした、2枚1組のシンバルです。左足でシンバルを開閉して音を鳴らしたり、スティックで叩いてリズムを刻んだりします。シンバルをしっかりと閉じた状態で叩くと“チッ!”、少し緩めた状態では“ヂィーッ!”という伸びのある音色が得られます。標準的なサイズは14インチです。

Ride Cymbal(ライド・シンバル)

大型で厚みのあるシンバルで、主にリズムを刻む役割を果たします。一般的なシンバルは、よく見るとRIDEやCRASHなどと印刷で表記されています。迷った場合は文字を確認してください。ロックやポップスにおいては、音の広がりや盛り上がりが欲しい場合に、ハイハット・シンバルからライド・シンバルに刻む役割を切り替えたりします。標準的なサイズは20インチ。

Crash Cymbal(クラッシュ・シンバル)

主にアクセントをつけるシンバルです。ライド・シンバルと比較すると、一般的に薄くやや小さめのサイズになります。ドラム・セットの中で複数セットされるケースが多く、練習スタジオに設置されたドラム・セットでは、ライド・シンバルが1枚に対して、クラッシュ・シンバルが2枚というセッティングが主流です。標準的なサイズは16 & 18インチ。

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