NOTES
Rock 11 シェイクを使ってダンサブルに!
8ビートのバック・ビートに絡めて16分音符のウラ打ちを加えたパターンは俗に“シェイク”と呼ばれ、ロックでも好んで用いられている。これはそのバリエーションで、2小節で流れを作り出しているのがポイント。思わず踊りたくなるようなノリの良いビートとなるのが特徴と言える。
Rock 12 スネアのバック・ビートを自由化(1)
2、4拍に固定化されたスネアのバック・ビ ートを自由化したパターンの一例。単にスネアの位置を変化させるのではなく、バス・ドラムとのコンビネーションで流れを作るのがポイント。この手法はパターン作りの発想が一気に拡張されるが、ドラマーのセンスも問われるアプローチとも言えよう。
Rock 13 スネアのバック・ビートを自由化(2)
自由な発想のプレイで定評のある柏倉隆史さん的スタイルのポストロックなアプローチ。ポイントは通常のタイムとハーフ・タイムの垣根を越えたような発想のパターンの構築法と言えるだろう。こうしたパターンは楽曲からのインスピレーションも強く関与していると思うが、やはり発想の転換が肝心。
Rock 14 16分のバス・ドラムでドライヴさせる!
部分的に16分のバス・ドラムを組み込むことでスピード感を演出するアプローチ。もう1つの特徴はスネアのバック・ビートでハイハ ットを軽くオープンにするところ。古くからロックでは行われている味つけで、特有のビート感が加味される。アレックス・ヴァン・へイレンのプレイに多く見られる。
Rock 15 16分のスネア・ドラムでドライヴさせる!!
ファスト・テンポのロック・ビートをドライヴさせるのによく使われるパターン。16分のスネアが次のバス・ドラムに“タドン”と素早くつながるところがミソで、バス・ドラムにつながるグレイス・ノートをより強調したアプローチとも解釈することもできる。これをタイトに挟み込むのがポイント。