NOTES
Rock 06 バス・ドラム4分打ちビート(2)
このパターンは形だけ見るとテクノやユーロビート系の“タテノリ”ビートだが、昨今の速いロック系で非常に使われているアプローチ。ポイントはズバリその速さで、ダンス・ミュ ージックとは違った意味合いの使い方と言える。括弧の中の譜面のようにゴースト・ノートを伴う場合も多い。
Rock 07 バス・ドラム4分打ちビート(3)
バス・ドラムで4分をキープしていることでハイハットの表情がつけやすいという特徴を生かしたパターンの一例。このパターンは右手でシンプルに刻む形ではなく両手を使ってフレージングしているところがミソ。やはり速いテンポがロック的な使い方で、バック・ビ ートはすべて左手でキープ。
Rock 08 ハーフ・タイムでゆったりとヘヴィなグルーヴ
ともとはジョン・ボーナムのプレイに端を発するような、ゆったりしながらもヘヴィなグルーヴが特徴。ゆっくりしたテンポの16ビートとは区別すべきビート感である。このように右手を8分でキープした方がコントロールはしやすいが、譜面( )のような4分キープの方が“男らしい”。
Rock 09 場面転換に最適なスネア4分打ちビート
これは8ビートのバリエーションとしては定番のアプローチ。特に場面転換の効果は抜群で、イントロはこの形で始まりAメロから通常の8ビートになる、なんていうのも常套手段。バス・ドラムに16分を加えているのは勢いをつけるための効果音的なもので、テンポによって入れるかを判断しよう。
Rock 10 ゴースト・ノートを加えて表現力を高める
8ビートのパターンに色を加えるようなゴースト・ノートを含んだアプローチ。小節終わりの俗に“転がし”と言われる音はグレイス・ノートとも呼ばれ、手癖的に入れる場合も多く、ゴースト・ノートの音量を変化させることでさまざまな表情を作ることが可能。バラードでの効果も高い。