NOTES
Funk & Jam 06 現代的なニューオーリンズ・ファンク
ニューオーリンズ系ファンクの継承者と言えるスタントン・ムーアのファンク・ビートをアレンジ。セカンドラインのリズムとニューオーリンズ伝統のスウィング感を併せ持ったアプローチで、4拍目のスネアのバズ・ロールもポイント。適度な“ハネ”あってこそのパターンである。
Funk & Jam 07 ハイハット&バス・ドラムがリニアで絡むパターン
ニューオーリンズ・ファンクのパイオニア、ミーターズの定番曲のジガブーの代名詞とも言うべきパターン。4拍目の“タンタン”でニューオーリンズ的リズムを醸しつつ、ハイハ ットとバス・ドラムがリニア的に絡むグルーヴ感が特徴。ハイハットは両手で叩くのがポイントで、2拍目のウラのアクセントが決め手。
Funk & Jam 08 洗練されたアシッド・ジャズ・ファンク
洗練された現代的なファンク・ビートが特徴のインコグニート風パターン。両手でハイハットを刻む形はフュージョン的な雰囲気もあり、構築度の高いアプローチとなっている。同じフレーズをモチーフにした“コール&レスポンス”のようなパターンの組み立ては非常に参考になる。
Funk & Jam 09 ニュージャック・スウィング的アプローチ
ヒップホップの1つのジャンルとも言える “ニュージャック・スウィング”。その打ち込み的なリズム感をドラムで表現したのがこのアプローチ。ポイントはハネたタイミングのスネアのウラ打ちを強調しているところで、これを左手でキープして右手でバック・ビートを叩くのがミソ。
Funk & Jam 10 メカニカルなファンク・ビート
タワー・オブ・パワーの「ソウル・ヴァクシネイション」におけるデヴィッド・ガリバルディのメカニカルなファンク・アプローチ。ライド・シンバルのカップで叩くアクセントとバス・ドラム、スネアが有機的に絡むようなパターンで、アンサンブル重視の頭脳的なパターン作りと言える。