NOTES
2014年12月号、2015年1月号の2号連続でお届けした、『“煩悩の数”だけリズム・パターン』をドラマガWebにて再掲載! 煩悩の数=108ものパターンを当時の付録CDの音源と共に #教則の日曜日 に振り返っていきましょう。ジャンルも幅広く、反復練習も可能なエクササイズなので、初心者にもオススメ!!
Funk & Jam編
基本~発展ファンク・ビート
打ち込み系まで25パターン
Funk & Jam編は、脈々と続くファンクの基本ビートから、さまざまなパイオニア達が進化させてきたアプローチの数々、ジャム・バンドから生まれたリズムや人力打ち込み系のパターンなどを含む、25発!
Funk & Jam 01 ファンク・ビートの基本型(1)
16分音符のノリを多分に含むファンク・ビ ートの“下地”となるのは、やはりスネアのゴースト・ノート。特にバック・ビート直後にリバウンドを利用して入れる16分のウラ打ちが決め手。( )に示した4拍目の16分のバス・ドラムは“ファンキー感”演出に欠かせないフレーズと言える。
Funk & Jam 02 ファンク・ビートの基本型(2)
16分のバス・ドラムを組み込んだパターンで、8ビートとは違ったグルーヴ感がより強調された形。スネアのゴースト・ノートの入れ方は(1)と同様で、バス・ドラムと重なっても気にせずに入れるのがノリを出すポイント。16ビートの典型的なアプローチとも言えるリズム・パターン。
Funk & Jam 03 「ファンキー・ドラマー」風パターン
ファンクの帝王JBことジェームス・ブラウンで活躍した達人、クライド・スタブルフィールドによる「ファンキー・ドラマー」風のパターン。ブレイクビーツのネタとしても有名で、 16分を小刻みにチップで叩くハイハットが特徴。4ウェイの動きが完璧に噛み合った芸術的なコンビネーションである。
Funk & Jam 04 JBの定番“コールド・スウェット”
JBと言えばこのビートというくらいの定番パターン。 4拍目のバック・ビートがスリップしたアプローチで、“コールド・スウェット”とは “冷や汗が出るくらいのファンキーさ”というのが語源。このスリップ感は以降のファンク・ビートにも多大な影響を与えていて、ファンクには欠かせない手法となっている。
Funk & Jam 05 変型“コールド・スウェット”型アプローチ
コールド・スウェット型のスリップ・ビートを組み込んだパターンの一例で、ビリー・マーチンのプレイをアレンジしたもの。ジャム・バンド系特有のアドリブ感たっぷりのファンク・ビートで、バック・ビートを2ヵ所スリップさせているのがポイント。ファンクの“旨味”の詰まったパターン。