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    Archive – 宮川 剛が指南! DIYでできる“ドラム部屋” 自宅でドラムが叩きた〜い

    • Contents:Rhythm & Drums Magazine Photo:Chika Suzuki

    ■作業スタート!

    防音ゴム・シートを敷く

    • 手順1:メジャーを使い遮音シートの長さを測ったら、直角定規を使って線を引く。

    まず床ですが、フローリングって土台の上に板を張っているので、床がヘッド、部屋がタイコみたいな構造なので、すごく音が響くんです。

    そこで、まず振動をミュートするため床の大きさに合わせて防振ゴム・シートを切って敷きます(手順1〜3)。なるべく広く敷くといいですが、今回はドラムを置くスペースより少し大きいくらいにします。さらに1枚重ねてズレないようテープで留めます(4)。

    ウレタン・シートを壁/天井/床用にカットする

    • 手順5:カーテン・レールのランナーにマッカンをつける。

    次にウレタン・シートを壁、天井、床と各部用に切っていきます(手順9)。カーテン・レールに吊るす用のウレタン・シートは、サイズを決めるためレール部分からマッカンという部品のクリップ部分までの長さを測ります(5〜7)。天井から床までの高さから、その測った数値を引いて、レールに吊るす用のウレタンの長さを決めて切ったら、ウレタンの1辺をマッカンのクリップで挟んでいきます(10〜12)。

    壁の防音

    • 手順13:ピンを使い、壁に直接ウレタン・シートを貼っていく。

    次に壁部分ですが、もともとある部屋の壁を生かしてウレタンを固定していきます(手順13)。固定には、持ち手のある針の長いピンでグイグイ押し込んでいきます(14)。ただし家が賃貸の人は、必ず部屋や天井に穴を開けていいか確認してから作業してください! そして壁や天井にピンが入るのか、すぐに抜けないかなど壁の材質に注意してほしいです。

    また、今回は壁に窓があったのですが、窓のカーテン・レールの上にウレタンがあると、見た目も悪いし効果も薄くなるので、窓についているカーテン・レールは一度外してウレタンを固定してから、またつけました(15〜16)。そこがポイントですね。

    POINT!

    ボンゴピン(写真左)、ロング・ボンゴピン(写真真ん中)、カーペット用ピン(写真右)の3つのピンを使い分けて作業していこう。今回は、四隅やしっかり留める場所はロング・ボンゴピン、テーブル・クロスで隠れる天井のウレタン・シートを固定するためにカーペット用ピン、それ以外はボンゴピンと使い分けていった。

    天井への取りつけ

    • 手順18:外側のカーテン・レールをネジで天井に取りつけていく。

    そして天井は、まずカーテン・レールから取りつけます(手順18〜19)。ここでも天井の材質はネジが入るものか注意しましょう。また、外側と内側のレールが重なる部分はズラすなどして綺麗に取りつけられるよう調整してください。そして天井にウレタンをつけていくのですが(21)、これが一番苦労するところなので、足場を確実に確保して気をつけながら、できれば2人以上で行ってください。たくさんピンを使うとウレタンがしっかり固定できます。

    もし照明などが被ってしまう場合は、その部分だけ切り抜きましょう(22)。また、天井につけたウレタンはピンで押さえたところ以外は、たわんできてしまいます。それを押さえるためにもテーブル・クロスを引っ張ってテンションをかけながらウレタンの上に貼っていきましょう(23)。こうすることでウレタンがさらに固定され、たわみがわからなくなります。布を貼る部分はピンの持ち手が飛び出してしまうので、ウレタンを留めるときはその布の部分はカーペット用のピンを使うといいですよ。