昨年、アルバム『SKYE』でデビューを果たしたSKYEの、初の単独ツアーが決定した。SKYEは林 立夫をはじめ、小原礼、鈴木茂、松任谷正隆という日本のレジェンド・ミュージシャンが名を連ねる“新人バンド”。そもそもは、林が高校時代に小原、鈴木と結成したグループが母体となっている。それから50年が過ぎ、松任谷を加えて、本格的な活動を開始し、大きな注目を集めた。

本誌の2022年1月号で林に取材した際には、「この年齢になった今、このタイミングじゃないとできなかったんじゃないかと思う」、「今、僕の中では“SKYE”の林だと思っている」と語るなど、SKYEは念願のバンドだったようで、ライヴについても「ライヴをいくつか経験することで初めてスタートラインに立てるし、このアルバムの次も見えてくるんじゃないかな」と意気込みを語っていた。

ついに実現する今回のツアーは、デビュー・アルバムを携えての東名阪ホール・ツアーとなり、豊富なキャリアに裏打ちされた円熟した演奏で、瑞々しさを失わない素敵なサウンドを聴かせてくれそうだ。林が奏でる心地良いグルーヴと、芳醇なドラム・サウンドも堪能できることだろう。

初ツアーを彩るスペシャル・ゲストとして、荒井由実、奥田民生、尾崎亜美という3人の参加も新たに発表された。

ツアーの日程は以下の通り。

7／14（木）： 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
7／20（水）： 大阪・フェスティバルホール
7／25（月）： 東京・Bunkamura オーチャードホール
7／26（火）： 東京・Bunkamura オーチャードホール

チケットの発売など、詳細は所属レーベルのHP（https://columbia.jp/artist-info/skye/info/78968.html）で確認を。

Drummer’s Disc Guide – 2021 Autumn