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    クイーン「輝ける50週間」企画でロジャー・テイラーのドラミングにフォーカス

    • Text:Shinichi Takeuchi/Translation:Taka Matsumoto
    • Photo by Denis O’Regan. © Queen Productions Ltd

    今年結成50周年を迎えたクイーンは、それを記念して「輝ける50週間」と銘打った動画企画を、バンドの公式YouTubeチャンネルで展開中。そのエピソード39は、ずばり「Drum Sound」と題され、ロジャー・テイラーのドラミングにフォーカスした内容となった。

    この動画では、ロジャーのドラミングの足跡を辿りながら、彼がクイーンにもたらしたものを解き明かしていく。また、ブライアン・メイが、前身バンド、スマイル時代に初めてロジャーと出会ったときのエピソードも明かしている。

    ロジャー本人も証言しており、中でもドラム・ソロについて語るシーンは、彼のドラム観がうかがえる貴重なものと言えるだろう。

    ロジャー「70年代初期のドラム・ソロっていうのは、ありきたりの型にはまったものだったんだ。ただなんとなくみんなやっていた。僕にとってソロはあまり楽しいものではなかったよ。僕はいつもアンサンブルの一部として、バンドの一部として、そして曲の一部として演奏するのが好きだったんだ、本当に。あれはあれですごくいいんだけど、ただの自己顕示だよね。それに特に多くのオーディエンスの前でやる大きいライヴでは、僕がソロをしているとお客さんがホットドッグを買うために席を離れるのが見えるんだ。もう二度とソロをやりたくないと思ったよ。みんなを退屈にさせてるってわかってるのだからね」。

    もちろん、ロジャーの演奏シーンを捉えた数々の映像も見応え十分。彼が使用した歴代のドラム・セットもチェックでき、ファン垂涎の動画となっている。

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