2021.09.25 UP

キースのプレイも冴え渡る凄腕バンドの2ndアルバム

ウィル・リー（b、vo）を筆頭に、キース・カーロック（d）、ニア・フェルダー（g）、ジェフ・バブコ（key）、ジェフ・コフィン（sax、woodwind）という、アメリカの音楽シーンを代表する実力派メンバーによって結成されたバンド・オブ・アザー・ブラザーズ。彼らの2作目となる新作『ルックアップ！』が10月22日にリリースされる。

5年ぶりとなる新作は、ウィル・リー、ジェフ・バブコ、ジェフ・コフィンがそれぞれ作曲した楽曲を中心に全10曲で構成。レコーディングは昨年3月にリモートで行われたそうで、スペシャル・ゲストとして、重鎮ベーシスト＝スタンリー・クラークが参加。スティーヴ・ガッド・バンドやマーク・ジュリアナらの作品を手がけてきたジョン・パターノが録音とミックスを担当している。

その圧倒的な演奏力から生まれる、スリリングでありながら安定感抜群という魅惑のバンド・アンサンブルが全編に渡って展開されており、キースも“水を得た魚”のように多彩なドラミングを披露。スティーリー・ダンを彷彿とさせる「RIGHT NOW BLUES」では、超絶技巧を織り交ぜた彼らしいソリッドなプレイを堪能することができる。