2020.04.18 UP

the NAMM Show 2020【Part.1】

SAKAE OSAKA HERITAGE

鮮やかなカラー・バリエーションが目を惹いたSAKAE OSAKA HERITAGEのブース。新キットを確かめようと、多くの試奏者が見られた。

今年一般発売を予定するEvolved Maple Kitの他、昨年リリースされたAxelandorペダル、メイプル・シェルのスネア・ドラムを大々的にフィーチャー。
フォスファー・ブロンズ・スネアのプロトタイプを展示。さらに奥にはウォルナット・モデルもディスプレイされていた。
ドラムのシェル技術を取り入れたという独特な構造のカホンは、フェード・フィニッシュも選択可能に。

Evolved Drum Kit

SONOR

ソナーは新たに発表されたシグネチャー・モデルを含め、同社を代表するスネアやキットをズラリと展示。

“アップグレード”されたというベニー・グレブ・シグネチャー・スネア。13"×5.75"というサイズはそのままに、ヴィンテージ・ラグへ変更、シェルのセンターにはブビンガのインレイがあしらわれている。
同仕様のメタル・モデルもお披露目。前述のウッド・モデルと同様、内蔵ミュートが2種類（フェルト／シープ）装備され、MonoRail dampenerで手軽にON／OFFを切り替えられる。
NAMM期間中はベニー本人が数回に渡ってデモンストレーションを行っており、そのたびに多くの人が詰めかけた。

Benny Greb Signature Snare Drums

TAMA

TAMAからは注目の新製品が続々登場。フラッグシップ＝STAR Drumsの限定フィニッシュに加え、小口径モデルにも力を入れている印象だった。

Natural Water Sapeleフィニッシュを施したSTAR Mahoganyの限定モデル。まだら模様とグラデーションが美しい。
昨年リリースされたミニ・キット＝Club-JAMにはさらにコンパクトな“FLYER”が追加。小口径と言えども、サウンドは一回り大きなセットの印象を受けた。
SUPERSTAR CLASSIC NEO-MODは22"×10"BD、12"×7"TT、16"×10"FTという浅胴キット。
同社初となったダイレクト・ドライヴ＝Dyna-Syncのハイハット・スタンドも登場。写真のように口径の違うハイハット・シンバルをセットして踏み比べができるようになっていた。

STAR Mahogany Quilted Sapele outer ply

YAMAHA

ヤマハは新製品発表に加え、コンパクト・キットを活用した自宅練習を提案するコーナーも展開。来場者の目を惹いていた。

20"×8"のバス・ドラムを基調としたSTAGE CUSTOM HIPを発表。屋外での使用や小スペースでのライヴ、自宅練習にも最適とのこと。
フロア・タムは13"×8"。ストレイナーが装備されており、スナッピーをONにすることで脚つきスネアにもなるという優れモノ。
スティーヴ・ガッドのニュー・シグネチャー・スネアは、本人のサイン入りで展示。1.2mm厚スティール・シェルにアルミ・ダイキャスト・フープという組み合わせにアップデートされ、スネアワイヤーは10本線（2本×5）という新規格。