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Istanbul Mehmetが放つジョン“JR”ロビンソンのシグネチャー・シンバル5種|博士 山本拓矢が試したNEW PRODUCTS

  • Photo:Takashi Yashima Review:Takuya Yamamoto

ISTANBUL MEHMET
John “JR” Robinson Signature Cymbals

アメリカが誇るスタジオ・ドラマー、ジョン“JR”ロビンソンのシグネチャー・シンバルがイスタンブール・メメットよりリリース。15″ハイハットをはじめ、18″&20″クラッシュ、22″ライド、そして彼の代名詞とも言える24″スウィッシュ(リベット×20)の5モデルがラインナップ。

それぞれのレイジングやハンマリングを変えており、ヴィンテージ・サウンドを貴重としながらも幅広い音楽ジャンル、そして現代のサウンドにも対応することを目指したという。

単体でもフル・ラインナップでも欲しい
シグネチャー・モデルとしてバランスが完璧

最高峰のスタジオ・レジェンドである、ジョン“JR”ロビンソンのシグネチャー・シンバルが、ついに国内販売を開始しました。意外にもフル・ラインナップで登場したのは、これが初めてです。全体的に一回り大きめなセットアップで、包み込むような低域の支えと、美しい高域の煌めきが、バランス良くブレンドされています。

15″のハイハットは、柔らかなタッチとふくよかな倍音が印象的で、ハーフ・オープンのジューシーさに対して、フット・クローズによるチック音の音量や輪郭がしっかりしている点に、高い汎用性を感じます。レイジングとエッジ形状の組み合わせや、トップとボトムのウェイト差によるものでしょうか。

22″のライドは、外観に他のモデルとは異なる特徴があります。広めの間隔で施された、深めのハンマー跡です。芯があって、ボディが強い、深みのあるトーンでありながら、ウォッシュは控えめで、クッキリとしたビートを奏でられます。エッジ付近まで厚みが確保されており、ライドとしての性能が追求されて
いますが、24″のスウィッシュ・ライドがこのキャラクターを補完しており、アクセントや、飽和させながら刻むといったシーンへ対応する手段が確保されています。

18″と20″のクラッシュは、伝統的なターキッシュ・シンバルを強く感じる仕上がりですが、18″ は現代のトレンドを押さえたトラッシーさを、20″はライドをはじめとした、他のシンバルとのつながりへの意識が感じられました。完璧なセットですが、単品で取り入れても良いでしょう。

アメリカが誇るスタジオ・ドラマー、ジョン“JR”ロビンソンのシグネチャー・シンバルがイスタンブール・メメットよりリリース。15″ハイハットをはじめ、18″&20″クラッシュ、22″ライド、そして彼の代
名詞とも言える24″スウィッシュ(リベット×20)の5モデルがラインナップ。