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スリップノットでのデビューからメタル・ドラミングを新たなステージに押し上げ、パワー、スピード、テクニックを兼ね備えた超攻撃的なプレイで人気を博したドラム・ヒーロー=ジョーイ・ジョーディソン。2021年7月26日、46歳という若さでの衝撃の訃報が飛び込んできてから、早くも4年の月日が経過しました。その命日に、あらためてジョーイの功績や残してくれた言葉を振り返るべく、過去にドラマガでお届けしてきた関連記事をまとめました。
■Drum Set File Web – Set Up
ライザーに固定で演奏中に回転!
特別仕様でド派手&豪華な超多点キット
2008年のLOUD PARKに出演した際、ジョーイが使用したドラム・セットの紹介記事。本国から持ち込んだ豪華絢爛なパールのリファレンス・キットを詳しく解説!
■2001年10月号:スリップノットの打楽器トリオが登場!

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僕達は後戻りできない
常に上達しないといけないんだ
デビュー作『スリップノット』が全世界で100万枚以上のセールスを記録し、激烈かつ高度な演奏力で注目を集めていたスリップノット。ドラム+2台のパーカッションを導入したトライバルなバンド・サウンドを支えていたジョーイ・ジョーディソン(d)、クリス・フェーン(per)、元ドラマーでリーダーのショーン・クラハン(per)という打楽器トリオが登場。
ブラック・メタルの影響を取り入れたという2ndアルバム『アイオワ』について語るジョーイの「僕は単調なドラミングは好きじゃない。デス・メタル、ブラック・メタル、ヘヴィ・メタルばかりでなくジャズ風のドラマーにもなりたいし、ソリッドなロック・ドラマーにもなりたいんだ」という言葉も興味深い。
■2004年8月号:ドラマガ初表紙&アーティスト特集!


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ドラム・パートのインスピレーション?
曲を聴けば、どうすればいいかすぐにわかる
ドラマガの初表紙を飾ったアーティスト特集(9P掲載)! 前作『アイオワ』から3年が経過し、メンバー間の不協和音が発生。それぞれのソロ活動も始まり、バンド解散の可能性も囁かれていたタイミングで、3rdアルバム『VOL.3:(ザ・サブリミナル・ヴァーシズ)』をリリースしたスリップノット。その制作期間でメンバーと一緒に8ヵ月暮らし、お互いに成長できたそうで、ジョーイは「しばらく時間をおいて離れてみて、どれだけバンドが恋しかったか、どれだけスリップノットでプレイしたかったかにようやく気づいたんだよ」と語る。
アーティスト特集ということで、あらためてジョーイがドラムを始めたきっかけや、自身のプレイ・スタイルの確立につながったルーツ、楽曲作りについて深掘りしたインタビューとなっている。
■2008年12月号:二度目の表紙&12ページに渡るアーティスト特集


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今はドラムに専念して
スリップノットの活動に専念している
活動の一時停止を経て、4年ぶりとなるアルバム『オール・ホープ・イズ・ゴーン』をリリースし、アルバム・ツアーで来日したスリップノット。12Pに渡るジョーイの特集では、スリップノットが休止していた時期の活動や最新作について語られたインタビュー、サイド・プロジェクトのマーダードールズを含むディスコグラフィ、LOUD PARK08で使用されたドラム・セットの機材解説、『オール・ホープ・イズ・ゴーン』収録曲のプレイ分析を掲載。プロデュースや作曲活動を含め、かなり多忙な日々を過ごしていたようだ。
■2015年3月号:特集「New Look of Modern Aggressive Drumming 最新の“超攻撃型”スタイルを徹底検証!」

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自分の技術に満足することが決してないから
ドラムや音楽づくりの技術を磨くことを喜んでやっている
“よし、これで大丈夫だ”なんて絶対に思えない
鼓舞し、オーディエンスを熱狂させる“超攻撃型ドラマー”にスポットを当てた特集のトップを飾ったジョーイ。2013年にスリップノット脱退が報じられ、新たなバンド=スカー・ザ・マーターを結成したタイミングでのRHYTHM誌によるインタビューで、1stアルバムのリリースや、自身のプレイ・スタイルの変化について語られており、ジョーイの飽くなき音楽への探究心がうかがえる内容となっている。スリップノットの在籍終盤に使用していた愛器=Pearl Referenceシリーズの超多点ツーバス・セッティングの紹介や、アルバム『スカー・ザ・マーター』のプレイ分析も掲載!
■2016年11月号:シンセイナム、ヴィミック始動

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曲の転換点で何をやるかはとても重要で
それは常にクレイジーな高速ドラミングが要求される
ブラック・メタルやデス・メタルのドラマーにとっても同じ
俺はそこでセンスの良いことをやるよう常に意識しているんだ
スリップノット脱退後、横断性脊髄炎という病と長年闘っていたことを告白したジョーイ。逆境を乗り越え、病気を克服して新たなバンド=ヴィミック、シンセイナムを始動し、シーンに復帰したタイミングで、本誌では8年ぶりとなるインタビューが実現! 「2大ドラム・ヒーロー特集」としての掲載で、病の発覚から克服まで、また、ドラムに関してはブラスト・ビートやテンポ・キープを身につけるポイントについて具体的に語られており、実践的な内容となっている。
パワーやスピード、テクニックの面で支持を集めるジョーイが語るからこそ、「ただ速く叩けばスピード感が表現できると思ったら大間違いだ。どんな音楽でもドラムはとにかく、音楽をリードすることが大切で、例えばギターの邪魔になるようなことをするべきじゃないし、ただ邪魔をしないというだけじゃなく、ギターのパートとうまく融合するような演奏をしなきゃならない」という言葉やマインドに、よりドラマーとしての深みを感じられる。
■2018年12月号:シンセイナム 2ndアルバム『リパルション・フォー・ヒューマニティ』リリース・インタビュー

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何かを学んでいない時間というのは
成長していないのと同じだ
ドラゴンフォースやメイヘムのメンバーと結成されたデス・メタル・シーンのスーパー・バンド=シンセイナム。インタビューでは、フランスでレコーディングを行ったという2ndアルバム『リパルション・フォー・ヒューマニティ』でのメンバーとの楽曲作りや使用機材、レコーディングについて語ってもらっている。さらに、当時訃報のあったヴィニー・ポールのドラマー像や、実践しているトレーニング、また、ドラム以外の楽器の演奏と、それによるドラミングへの良い影響に至るまで、多角的なアングルからジョーイのプレイ・スタイルや音楽観を紐解ける内容となっている。
■2021年10月号:追悼特集 ジョーイ・ジョーディソン

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メタル・ドラミングの新時代を開いた
ドラム・ヒーロー逝く
46歳という若さでのジョーイ急逝の知らせは、世界の音楽シーンを激震させた。2021年7月号では、パワー、スピード、テクニックを兼ね備え、世界的なドラム・ヒーローとなった彼の功績を語り継ぐ特集を掲載。アーカイヴ・インタビューやバイオグラフィ、ジョーイのドラム・プレイを響[摩天楼オペラ]が検証する付録映像、そして彼が参加したスリップノットやマーダードールズ、シンセイナムやヴィミックの作品を振り返るディスコグラフィ、愛用ドラム・セットの変遷、そして、ジョーイに憧れたフォロワー達からの追悼メッセージをお届けしている。こちらもぜひチェックしてほしい。