NEWS

UP

グラミー賞の最多11部門にノミネートされた『We Are』はドラマー必聴盤!

いよいよ現地時間で4月3日に開催される第64回グラミー賞。日本でも爆発的な人気を誇るBTSが出席する他、アンダーソン・パークとブルーノ・マーズによるユニット、シルク・ソニックがパフォーマンスを行うことなどが発表されているが、受賞候補として注目を集めているが、最多11部門にノミネートされているジョン・バティステのアルバム『We Are』だろう。

ジョン・バディステは1986年生まれ。ルイジアナ州出身。幼いときから音楽に囲まれて育ち、8歳よりパーカッションをはじめ、11歳でピアノに転向。ジュリアード音楽院でピアノの学士号と修士号を取得。18年に『Hollywood Africans』でメジャー・デビュー。収録曲の「Saint James Infirmary Blues」が2019年のグラミー賞最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス賞にノミネートされ、一躍注目を集めた。また人気トーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』の音楽を手がけ、さらにNYにあるナショナル・ジャズ・ミュージアム・ハーレムではクリエイティヴ・ディレクターを担当するなど、その才能を発揮。2020年12月に公開されたディズニー・ピクサー映画『ソウル』では劇中歌、エンド・ソングを担当したことも記憶に新しい。

そして昨年3月に満を持して発表されたニュー・アルバムが今回11部門にノミネートされている『We Are』。あらためて本作のクレジットをチェックすると、豪華ドラマー陣がズラリと並んでいる!

まずタイトル曲「We Are」と「Freedom」の2曲で、現代を代表するグルーヴ・メイカー、ネイト・スミスが参加。「Tell The Truth」にはキング・オブ・グルーヴ=ジェームス・ギャドソンが、ノラ・ジョーンズらのレコーディングにも参加するジョシュ・アダムスと共にプレイ。そして「Cry」では、亡くなったチャーリー・ワッツに代わり、ザ・ローリング・ストーンズを支えるマスター、スティーヴ・ジョーダンが、らしさ全開のサウンド&グルーヴを披露。「Adulthood」は自身がリーダーを務めるバンド、ステイ・ヒューマンの盟友=ジョー・セイヤーがニューオーリンズのブラス・バンド、Hot 8 Brass Bandのハリー・クックがクレジット。ジョーはパーカッションとして「Show Me The Way」にも参加している。

アメリカの音楽シーンを代表するドラマーが彩った『We Are』は果たして何部門を受賞するのか。発表を楽しみに待ちたい!

グラミー賞関連記事