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今オススメのカホンを叩く!#2 feat. KAZU OF THE LEGEND

  • Contents & Text:Rhythm & Drums Magazine/Photo:Takashi Yashima
  • Review:KAZU OF THE LEGEND/Special Thanks:G-ROKS Studio

MEINL (マイネル)from Germany
Artisan Edition Cajon – Cantina Line / Limba [AECLLI]

※画像はクリックすると拡大できます。

Artisan Edition Cajon – Cantina Line / Limba [AECLLI]/
オープン・プライス(市場想定価格:¥57,200/税込)
背面。打面とまったく異なるルックス、サウンド・ホール“なし”の仕様が特徴的。

打面には美しいリンバ材が採用。エッジ部にはRが、打面上部中央には窪みがついており、快適な演奏を実現するという。
打面下部には、“サウンド・ポート”と呼ばれるホールが。低音中心に音が前に飛ぶ効果が得られるそうで、アコースティック・セッションなどで威力を発揮するという。

タイトめで歯切れが良く
細かいニュアンスも出しやすい

KAZU’s Comment……打面にサウンド・ホールという特殊な作り。一打で他のカホンとの違いがはっきりわかります。音が前から出て耳に届くこの感じは演奏していて気持ち良いですね。サウンドはタイトめで歯切れが良く、マイキングした際も音作りしやすそうだなと感じました。高音部分の反応も良く、細かいニュアンスも出しやすいので、くっきりした音像でプレイしたい人にはピッタリとハマりそう。何よりスペインの造形物のような見た目がカッコいいです!

MEINL’s Message……ARTISAN EDITION SERIESは、マスター・カホン・ビルダーのホセ “ペポテ” エルナンデス・ディアス氏プロデュースのカホンで、2021年の新作として、前方にサウンド・ポートを搭載したモデルが、カンティーナ・ラインで登場しました。打面には、Limba材を採用し、明瞭なサウンドと美しい杢目を提供しています。スネア・サウンドを奏でる弦は、ハンド・ワウンドされており、クイック・レスポンスを実現。共鳴部となるボディには7プライ(約9 mm厚)のバルティック・バーチ材を採用し、明瞭さと温かさをもつ、豊かでパンチの効いたトーンを奏でます。サウンド・ポートがあることにより、低音中心にサウンドがより前に行くようなキャラクターとなり、アコースティック・セッションなど、特に現場で有効な仕上がりとなっています。

Specification
●材:[打面]リンバ
[側面]バルティック・バーチ7プライ(9mm厚)
[裏面]バルティック・バーチ7プライ(9mm厚)
●サイズ:285mm×298mm×482mm(WDH)
●響き線:あり(メタル・ストリングス6本×2対調節可能)
●その他:サウンド・ポート

取り扱い:キョーリツコーポレション
製品公式サイト