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    JINO’s School of Musicで生きたGrooveを体得!〜岸田容男 × 日野“JINO”賢二スペシャル対談〜

    • Photo:Takashi Hoshino
    • Interview & Text:Seiji Murata

    ジャム・セッションの中で
    ヴァイブスやフィーリングを教えていたのがきっかけ

    ●そんなグルーヴを、JINO’s School of Musicでは、ドラム科講師である岸田さんから、またJINOさんを始めさまざまな海外経験を持つ講師陣から直に学ぶことができるわけですが、そもそもこの学校はどういう理念でスタートしたんですか?

    JINO もともと俺に弟子入りしたいというベーシストに「ドラマーと一緒に1年くらい練習した方がいい」って言ってたのね。なぜかと言うと、お互いに何を求めているのかがわかるから。それで、最初は自分の弟子達とジャム・セッションを始めたのがきっかけで、だんだんピアノやギターも入れていろんなリズムで遊びながら教えてたのね。その輪がだんだん広がって、いつも僕が出演している池袋のAbsolute Blueというライヴ・ハウスで定期的にジャム・セッションをやるようになって、例えば30分くらいのジャムの中で「はい、ドラム、チェンジ!」「ピアノ、チェンジ」、「はい、ここからアドリブ」って延々やらせるわけ。そんなふうに、実際のジャム・セッションの中で“ヴァイブス”とか“フィーリング”をメインに教えていたのがきっかけだね。

    岸田 もちろんJINOは音楽的な理論のこと──コードとかヴォイシングのこととかモードのこととか、ちゃんとわかってるから、ピアニストやキーボーディストに対しても、ちゃんとわかりやすく指摘できるんですよ。

    JINO その中でもドラムが一番大事だってことは、ベースが一番よくわかってる。

    ●どのパートも相互の関係の中で学べる上に、このスクールでは理論はもちろん、作曲や音楽ビジネスのクラスも充実していますね。岸田さんは新たにドラム科講師として迎えられたわけですが、どういうカリキュラムを考えていますか?

    岸田 ドラムに関しては、グリップや姿勢、ストローク、スティック・コントロールの基礎はもちろん、グルーヴとかポケットを中心として、周りにどう絡むかとか、どうダイナミクスをつけていくかといったことを重点的に伝えていきたいですね。1人1人の個性があるので、僕が伝えたことに理解の差が出ないように、ということは気をつけたいですね。

    ●岸田さんのような海外での活動が豊富な方に直接グルーヴを導いてもらえるのは、大きなアドヴァンテージだと思います。

    岸田 学校の授業のように「はい、教科書の1ページ目を開いて」というレッスンとは違う感覚──クリック練習だけではない“フィール”重視で“いいグルーヴ”を習いたいという人には、この学校は良いと思います。もちろん基礎やフレーズもきっちりやりますが、一番大事な“フィール”をベースにして、それらをどうやって取り込んでいくか、どうやってカッコ良くしていくかを伝えていきますから。音楽とかグルーヴに対して一番大事なことをゲットして、一緒にいい音楽をプレイしたいという方はもちろん、これからドラムをやってみたいという方にも、ぜひ来ていただきたいですね。

    JINO 音楽でうまくなったらいろんなところに行ける。どんな国に行っても言葉なんて関係なく、人種なんかも超えていろんな人と出会える。いい音楽が一緒にできるから友達になれる。そうやって音楽でエキサイトしたい人、リラックスしたい人には、ぜひ門を叩いてもらいたいね。

    JINO’s School of Music 3期生募集スタート!

    日野“JINO”賢二が校長を務め、岸田容男がドラムを、そして荒川 結がパーカッションを指導するJINO’s School of Music。現役のトップ・ミュージシャン達が講師を務め、演奏スキルはもちろん、理論や音楽ビジネスも学ぶことができる。本物のグルーヴを身につけたい人、プロ・ミュージシャンを目指す人にうってつけの音楽スクールとなっている
    体験や入学方法などの詳細はこちら→http://jino-music.school