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    close up! SONOR AQ2 “MARTINI” meets 白根佳尚 〜10万円代で手に入る“憧れ”のソナー・ドラム〜

    今年創業145周年を迎えたドイツのドラム・メーカー、ソナー。これまでに数々の名器を世に送り出し、現在もフラッグシップ・モデルであるSQ2シリーズを筆頭に、PROLITE、VINTAGE、SQ1というラインナップを誇り、世界中のドラマーを魅了し続けている。ドラマーにとって“憧れ”のソナー・ドラムだが、その存在を身近なものとしたシリーズも充実しており、その決定版と言えるのが2018年に発売されたAQ2シリーズだ。幅広いサイズ・バリエーションが特徴で、サウンド、仕様共にミドル・クラスとは思えないクオリティを実現。リーズナブルな価格でゲットできる伝統のソナー・サウンドを受け継いだシリーズだ。今回はAQ2の“MARTINI”を愛用する敏腕セッション・ドラマー、白根佳尚をフィーチャーし、パフォーマンス映像と共に、そのサウンドの魅力をディープに語ってもらった。

    SONOR AQ2 Series

    • “STAGE” 【サイズ】22"×17.5"BD、10"×7"TT、12"×8"TT、16"×15"FT、14"×6"SD【付属】ダブル・タムホルダー

    Common Specification
    【シェル】2プライ・カナディアン・メイプル(インナー+アウター)+3プライ・アジアン・メイプル[CLTF製法、45″ベアリング・エッジ]

    高い製品クオリティとコスト・パフォーマンスを両立したソナーのAQ2シリーズ。シェル構成は共通で、インナーとアウターにカナディアン・メイプルを2プライずつ配し、その間にアジアン・メイプル3プライを挟み込んだ計7プライ仕様。上位モデルにも採用されているCLTF工法を取り入れて成形されているという。金属パーツの総量を最小限にすることでシェルへの負担を抑えたというタム・ブラケット、スマート・マウントも搭載されている。

    ラインナップは、バス・ドラムのサイズが22″の「STAGE」、20″の「STUDIO」、18″の「BOP」、16″の「SAFARI」、14″の「MARTINI」の計5種類。ニーズに合わせて多彩なセット構成をラインナップしている点も大きな特徴。初心者にはもちろん、中級・上級のドラマーにも適したスペックを実現している。

    今回は、最小口径のキット=“MARTINI”について、その魅力を深掘りしていきます! 白根佳尚による製品レビューと併せて、演奏動画もチェック!

    ●詳細は、コマキ通商WEB SONOR AQ2 製品ページをチェック!

    Product Report about AQ2 “MARTINI”
    by 白根佳尚

    ミニ・キットらしい
    見た目の可愛さやサイズ感が追求されつつ
    芯の太い鳴りや安定感のあるサウンドが得られる

    もともとソナーから新しくAQ2が出たことは知っていたんです。このコロナの影響でステイホームの時間が増えて、家でもドラムに触れられるようにしたいと思ったときに、AQ2のことを思い出して購入してみました。実際に家に届いたときは、全部で1つのダンボールに収まっていて、かなりコンパクトな印象を受けましたね。でも、箱から出して触っている時点で、今までのエントリー・シリーズとはちょっと違う感じがしたんです。採用されているパーツが、SQ2と共通しているところもあるし、タム・ホルダー・ブラケットやボール・クランプもしっかりしていて、耐久性もちゃんと考慮されているんだなと実感しました。

    シェルを触ってみても造りがすごくしっかりしていて、叩くのが楽しみだなとも思いました。実際に叩いてみて、まず鳴り感に驚きましたね。モチッとした音の感触もありますし。僕は普段、メイプルのヴィンテージ・シェルのSQ2を使っているんですけど、SQ2の “トーンッ”と突き抜けるような芯の太さがAQ2にもあって。ソナーの質感やキャラクターはしっかりと感じられました。見た目の可愛さやサイズ感に関してはミニ・キットの良さがありつつ、鳴らしてみるともう……びっくりですね。小口径でもおもちゃっぽいということはまったくなく、安定感のあるサウンドが得られます。

    サイズのバリエーションが豊富なのも選び応えがありますね。自分のスタイルに合わせて選ぶこともできるし、どれを選んでもドラム・セットの音のまとまり感は絶対に感じられるはずです。もうやっている人はいるかもしれないけど、22”のキックをメインにして、音のバリエーション作るために、サイドに14″や16″を置いたり、自分の持ってるものから点数増やして拡張できるのも面白いですよね。僕の場合は14″のキックのセット(MARTINI)なんですけど、大きい普通の22″とか20″のキックのセットをそのままスケール・ダウンした感じがあって、8″タムも13″のフロアも、低音を無理に作らなくてもちゃんと鳴りが出てくれて……3点セットでちょうどいい音のバランスなんです。小さいドラムの演奏にスイッチしなくても、普通のサイズのキットを叩いている感覚のままでも安心して演奏できると思います。22″などの普通のサイズのキットで練習するときと、互換性のある感覚で叩くことができるのもうれしいですね。

    NEXT ▶︎▶︎ メッシュ・ヘッドで叩いた場合の演奏動画と併せて、AQ2の魅力を引き続き語ります!!