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    アコースティックエンジニアリング meets Tatsuya Amano〜プロ・ドラマーが体感したショールーム・スタジオの響き #4〜

    • Recording:Koichi Hara/Movie:Akito Takegawa
    • Photo:Taichi Nishimaki/Akito Takegawa(*) Text:Isao Nishimoto

    レコーディング・スタジオ、リハーサル・スタジオ、ライヴ・ハウスなどの防音/音響工事を行う建築設計事務所、アコースティックエンジニアリングは、東京・九段下の本社オフィスにショールーム・スタジオを構えている。そのポテンシャルを伝えるべくドラマガWEBがお届けする動画連動企画の第4弾は、ヘヴィかつアグレッシヴな演奏でワールドワイドに活躍するドラマー、Tatsuya Amanoによるデモンストレーション映像をお楽しみいただこう。

    プレイヤーが気持ち良く演奏できる
    ナチュラルな響きを生かしたスタジオ

    アコースティックエンジニアリングのショールーム・スタジオは、同社が施工するスタジオの遮音性能や室内での音の聴こえ方を体験できるスペース。本格的なレコーディング設備もそろっており、ドラムをはじめとする生楽器の録音に適したルーム・アコースティックを特徴としている。

    ▲レコーディング機材が完備された約12畳のメイン・ルーム。部屋の寸法比を適切に設計し、内装にいろいろな種類の素材を組み合わせることでナチュラルな響きを得ている。

    今回の動画撮影には、ミュージシャンのプライベート・スタジオ作りにも多く関わる同社代表の入交研一郎氏が同席。撮影を終えたTatsuyaに「素晴らしい演奏で感動しました」と感想を述べた上で、スタジオのコンセプトを次のように説明してくれた。

    入交「一般的なレコーディング・スタジオはベタベタに吸音されているところが多いですが、このショールーム・スタジオは楽器の自然な鳴りをきちんと録音したり、プレイヤーに気持ち良く演奏していただけるように、ナチュラルな響きを生かした作りになっています」。

    ▲壁の白い部分は一般的な吸音パネルで、上部の天井に近いところはモルタル仕上げ。
    ▲壁の下部は木毛板という少し硬めの素材。吸音面として機能しつつ、やや高い音は反射させる性質があるという

    入交「普段Tatsuyaさんがプレイするジャンルの音楽に使われるのは、デッドなスタジオが多いと思います。このスタジオもいろいろなジャンルのドラマーをお迎えしていますが、Tatsuyaさんのような音楽性のドラマーがここの響きをどのように感じていただけたのか、とても気になります」。

    ▲床はアルミ製の見切り(写真中央)を挟んで2種類の仕様に分かれており、一方はコンクリートの湿式床、もう一方が木と石膏を組み合わせた乾式床。楽器を置く位置によって異なる響きが得られ、特にドラムのレコーディングでその違いは顕著となる(*)。

    そんなショールーム・スタジオに、「レコーディングでは、まだ数回使っただけ」というSJC Custom Drumsの新しいドラム・キットを持ち込んで撮影に臨んだTatsuya。スタジオの第一印象を「叩いていてすごく気持ち良かったです」と話し、さらにこう続けた。

    Tatsuya「このサイズ感のスタジオって、それこそデッドなところが多いという勝手なイメージがあるんですけど、ここはドラマーにとってめちゃくちゃ気持ち良い響き方をしています。今、説明していただいたように、とても自然な鳴りに設計されているんでしょうね」。

    ▲メイン・ルームにセッティングされたTatsuyaのドラム・キット。今回の撮影では、通常のオン・マイクに加えてルーム・マイクもセットし、部屋全体の響きも収録した。キット背後の凹凸面は、反射音を拡散させるサウンド・ディフューザー。Tatsuya曰く「ジェンガみたいでインパクトがありますね(笑)」。

    Tatsuya Amanoによる詳細レビューは次ページ