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【ついに完成!】TOSHI NAGAIが惚れ込んだIEMメーカー=qdc! 新たなカスタム・モデル製作に密着!!【後編】

  • Photo:Akito Takegawa

②Studio 8CS TOSHI NAGAI Custom
〜カスタムIEM完成!〜

そしてついに完成したTOSHI NAGAIの新カスタムIEMが到着! ここではその詳細を紹介していく。


カスタムIEMは高級感のある箱に入れられ納品される。箱自体は20cm×25cmほどで、想像以上にずっしりと、存在感のあるサイズだ。

箱を開けると左側に説明書や保証書の入ったスリーブ、右側にIEMが収められるスペースが現れる。専用のキャリングケースも付属されるが、対応したモデルはこちらに収められ、さながらディスプレイのように収納される。また、ベース・モデルの製品名がレーザー刻印されたシルバー・プレートも収められており、箱一つとっても外側から内側に至るまで高級感がある。
※シルバー・プレートには今回特別に名前を刻印してもらった。

そしてこちらがTOSHI NAGAIの新たなカスタムIEM! シェルとフェイスプレートは透明感のあるレッド(トランスルーセント・タイプ)で統一し、ゴールドのパウダーを贅沢に散りばめた“還暦カラー”。この他にも、qdcはセレクトできるカラーが豊富で、独創的な模様やホログラムといったデザインも、多数の選択肢が用意されている。モデルによっては専用のロゴも選択が可能だったり、細部までカスタムできるものもあるので、詳細はこちらのqdcデザイン・オプションを参照してほしい。

ベースとなっているモデルは前編でTOSHIがセレクトしたStudio 8CS(視聴したユニバーサル・モデルの品番は8SS)。片側8基ものBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを搭載したプロ・スペックのハイエンド機で、中国でもっとも実力のあるサウンド・エンジニアの1人と言われるルオ・チェン氏がサウンド設計を担当。レコーディング・ミキシング・エンジニアやマスタリング・エンジニア、サウンド・プロデューサー向けに、スタジオ・レコーディングに特化した業務用リファレンス・モニターとして開発された。

このレコーディング・スタジオ向けの、低/中/高音域のバランスが良くフラットな、それでいてクリアな音像がTOSHIのお気に入りポイントだが、それは3wayサウンド・チャンネルと4wayクロスオーバーの採用や、qdc独自の音響キャビティ設計など、細部まで研ぎ澄まされた同社の知見が光っている。

IEMには本体の他に銀メッキが施された銅ケーブル(約120cm)と本革調のキャリングケース、ミニプラグから6.3mmへの変換プラグ、クリーニングツールが付属する。さらに本体には1年間、付属品には6ヵ月間のメーカー保証つき。

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