プランのご案内
  • SPECIAL

    UP

    【2021年10月号掲載】フット・ワーク特別対談!〜響[摩天楼オペラ]×影丸[-真天地開闢集団-ジグザグ]〜

    響×影丸のフット・ワーク対談を
    ちょっとだけ試し読みできる!

    9月16日に発売したリズム&ドラム・マガジン2021年10月号では、摩天楼オペラの響と、-真天地開闢集団-ジグザグの影丸によるフット・ワーク対談が実現(普段は感情と声帯を失っている影丸だが、今回はヴォーカルの命様が作ってくれた“ 話せる御札” を持参)。ここではその一部をお届け! 気になる方はぜひ本誌をチェック!

    次世代テクニカル・ロック・ドラマーが
    語り合う“ 技”と“スピード”と“ 機材愛”

    ●同じV-ROCKシーンで活躍され、高速ドラミングやフット・テクニックなどで共に注目を集めているお2人ですが、お互いの存在を認識したきっかけは何だったのでしょうか?

    影丸 僕は、はっきり覚えてます! 3年くらい前で、響さんが摩天楼オペラに加入されたばかりのときだったと思うんですけど、サウンド・チェックをしている響さんの動画がTwitterで回ってきて。それをきっかけに存在を知ったんですけど、その動画の中で響さんが叩いていたブラスト・ビートが恐ろしく綺麗でパワフルだったんですよ。それも“このジャンルしか叩けない”っていう人でもないし、小手先のテクニックじゃないというのがわかるくらい、演奏に説得力があって……“ホンマにごっつい人いる!”と思って、当時は軽くショックを受けました(苦笑)。でもそのときから、響さんといつかお友達になれたらなと思ってたんです。

     この対談、何か元気になれるね(笑)。時期は曖昧なんですけど、僕が影丸君を知ったのもSNSがきっかけでしたね。確か、影丸君がパッドを叩いている動画を最初に見たと思うんですけど、ありえない速度かつ、いろいろな奏法をこなしていたので、“ものすごいドラマーがいるな”と思ってチェックしました。そのときの影丸君は今とは違う活動名だったんですけど、しばらく経って、影丸君がジグザグに加入して、今の名前に変わったことを知らずにまた動画を見たときにも、“この奏法は多分あの人だな”ってわかったんですよ。スピードもそうですし、影丸君みたいに多彩な奏法ができる人はいないので、とにかく印象的だったんですよね。

    影丸 普通にうれしくてニヤニヤしちゃう(笑)。ありがとうございます!

    ●SNSの動画をきっかけに知り合うっていうのは、現代ならではという感じがしますね。

     出会いもけっこう現代的な感じでした。去年の3月とかにコロナ禍の状況になって、僕がInstagramでライヴ配信をやっていた時期があるんですけど、配信中、コメント欄で「ヴィジュアル系の中で注目のドラマーはいますか?」という質問が視聴者の方から飛んできて。それに対して「影丸君です」って即答したら、後日突然、影丸君にTwitterをフォローされたんです(笑)。

    影丸 僕の名前が出たって、いろんな人から教えてもらったんですよ。まさか響さんに認識してもらってるなんて思ってもみなかったので、“連絡するなら今や!”と思って、すぐにDMを送らせていただきました(笑)。

     実際に喋ったのはもっとあとで、去年の春か夏あたりに、まだ会ったことのない影丸君をゲストに呼んで生配信をやったんですよ。その配信で喋ったのが初めての会話だったっていう、超現代的な出会い方でした(笑)。

    ●YouTubeでは、コラボ企画としてお互いの曲のドラム・カヴァー動画も投稿されていますよね。叩いた感触はいかがでしたか?

    影丸 2人で“叩いてみた”をやると、叩き方が真逆というか、違いが明確で面白いんですよ。

     そうですね。カヴァーしてもらった映像の足元のアングルを見るのも面白かったです。ちなみに僕のチャンネルでは、ジグザグの「復讐は正義」を叩いたんですけど、BPM=210でのツーバス連打はかなりキツかったですね。影丸君の叩いている動画が送られてきて、僕はそのドラムを完コピしたんですけど、フレーズというよりは、ひたすらスティックを回していたので、僕もそれに負けないように何度も回しましたね(笑)。

    影丸 響さんはそれもできちゃうから嫌なんですよ(笑)。僕は摩天楼オペラの「Chronos」をカヴァーさせてもらったんですけど、ユニゾンが重なるセクションがあって。けっこう自分の叩いてみた動画だと、勝手にソロを入れたりして勢いでやっちゃうことも多いんですけど、この曲を撮るまでにけっこう練習しましたよ。これまでの動画で一番練習した曲だったかもしれません。

    ▼リズム&ドラム・マガジン2021年10月号をチェック▼

    本誌ではさらに、現在のテクニックを習得するまでや、足順の考え方、履き物のこだわり、そして2人の愛用ペダル解説も掲載! 互いに研鑽し合う2人の貴重な対談をぜひチェック!