2023年結成のダミアン浜田陛下擁するバンド＝Damian Hamada’s Creatures（以下、D.H.C）のメンバーに抜擢されたKAZAMI Crowly。普段メインで愛用しているPearlのMasters Maple ReserveはDaizy Stripperの現場で稼働中だったため、D.H.Cのツアー「Damian Hamada’s Creatures 魔界小学校 修学旅行～魔界巡礼～」では、カスタム・ドラム・メーカー＝KITANOのチタン・ドラムでプレイしているとのこと。

ミラーのようなシェルと重厚なフープが近未来的な印象を与えるこのキットは、KITANOのドラムを使用していた長谷川浩二のサウンドに衝撃を受けたことをきっかけに入手したもので、野外フェスでも活用しているそう。2バス、3タム、2フロア・タムのキット構成で、打面ヘッドは、バス・ドラムにレモのパワーストローク3、タム類にレモのクリア・ピンストライプをチョイス。

シンバルは背面の40"ゴングを含めて11点、それに加えてRolandのシンセサイザー＝JUPITER-80も組み込んだ多点セッティングだが、センターに置かれたPearlのトリプル・タム・スタンドと、サイドに配置されたラックなどのハードウェアを活用することで、横幅は240cm内に収まるというスマートな配置を実現。

スネア・ドラムは、KITANO代表の北野藤次郎氏から特別に贈られたというチタン・ドラム（14"×6.5"）で、「僕の宝物です」とKAZAMIは語る。打面ヘッドはレモのコーテッド・エンペラーで、スタンドのアームにはPearlのレゾリングをセット。このアイテムを使うことで、より自然なサステインが得られるとのこと。

フット・ペダルは、PearlのEliminator REDLINE（P-2052C）。フット・ボードには滑り止めのガムテープが貼られていた。ビーターは、コントロールコアクォードビーターのプラスティック面（タテR）をチョイス。奏者左側に設置されたiPadには譜面が表示されており、譜面をめくる操作はハイハット・スタンド近くに置かれたパッドで行っているとのこと。使用スティックは、自身のシグネチャー・モデル。