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【Report】青山英樹が八面六臂の大活躍! Rockon Social Clubがステージで放つ分厚いバンド・アンサンブルにK.O.!!
- Text:Rhythm & Drums Magazine
ドラムを叩かない、歌って踊る青山が見られるのは
間違いなくRockonだけ!
ブラス・ロックの「Sweet Devil Woman」、ラテン・ロックの「Te querrá mucho」など、楽曲がバラエティに富んでいるのもRockonの魅力で、幅広い音楽ジャンルを成立させる演奏スキルはもちろん、曲とメンバーの声&キャラクターのマッチングが完璧。これはプロデューサーの寺岡がメンバーならでは。
ステージ上でも寺岡の存在は大きく、演奏陣がちょうど11名ということで、サッカーに例えるならば司令塔のポジション。フロントに立つ高橋、成田、岡本はフォワードで、男闘呼組のライヴではリーダーということもあってか、ディフェンス気味のポジションを取っていた前田も寺岡がいることで、パフォーマンスもよりアグレッシヴに。そして絶対的な守護神として青山がバンドの屋台骨を支えるといった感じだろうか。
映像を挟んで繰り広げられた「ドント・ウォーリー」はある意味でライヴのハイライト。6人が楽器を持たずにステージ一列に並び、振りつけつきで歌うという内容。笑いと拍手で会場が包まれる中、続いては「ただいま」をアカペラで披露。ここまで硬派なロック・サウンドを繰り広げてきたバンドとは思えないそのギャップもキャリアを重ねてきた彼らの魅力。ドラムを叩かない、歌って踊る青山が見られるのは間違いなくRockonだけだろう。
中盤から後半かけては、「神宮前ボーイズ」、「足長くないおじさん」、「ねぇ、そろそろ」というスロー・ナンバーを3曲続けて熱演。ここでは歌いながら叩く青山の姿が印象的で、本誌の2024年1月号で実現した成田との対談の中で、「歌った方がタイムも取りやすい」と語っていたが、絶妙なタイミング&ニュアンスを求められる中で、安定感抜群のドラミングを繰り広げていく。
高橋の「かますぞ!」というMCで再びロック・バンド・モードへと戻り、青山をフィーチャーしたと言っても過言ではないメタル・ナンバーの「Go To Hell」では、手数&音数を増やしたド迫力のプレイでオーディエンスを熱狂へと導き、ロックンロールの楽しさを凝縮した「I♡R&R」で本編は終了。
アンコールでは最新作収録のバラード曲「何処にもいかないから」を披露。歌と支え、押し出す重厚なグルーヴで会場を包み込む。続いてはしっとりとした雰囲気から一転、男闘呼組の「自分勝手」、「BACK IN THE CITY」で再びオーディエンスを煽り立て、バンド屈指のライヴ・チューン「Rolling Thunder Baby」でフィニッシュ。約2時間に渡るステージは大団円を迎えた。
青山と成田が歌とドラムの関係を語り合う
スペシャル対談を掲載!〜ドラマガ2024年1月号〜
絶賛発売中のリズム&ドラム・マガジン2024年1月号の連載企画=”歌とドラム”で、青山さんと成田さんの2人をフィーチャー。『Don’t Worry Baby』に関する話はもちろん、男闘呼組のドラムに青山さんを選んだ理由など、6ページに渡って語り合っていただきました! 撮り下ろし写真もあり、青山さんがツアーで使用した機材の詳細も掲載しています!!
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