プランのご案内
  • UP

    長谷川浩二の誕生日に読む、“はじまり”のドラマガ【初登場インタビュー】

    本日4月4日は長谷川浩二氏の61歳の誕生日。それを記念し、彼が初めてドラム・マガジンに登場した1986年4月号の全文を紹介しよう。取材はTAMAのラック・システムのレポートながら、キャリアについても触れた内容だ。高校時代にTHE ALFEEのサポート・ドラマーに抜擢され、プロ・ドラマーとしてキャリア2年目を迎えた若かりし日の長谷川氏は、当時何を語っていたのか。瑞々しい証言を辿る!

    大変スピーディにセッティング
    できるおかげで
    リハーサルに余裕が出ましたね

    アルフィーのドラマー、長谷川浩二がTAMAの新製品Power Tower System(P.T.S.)を使用している、との情報を得たDM編集部は、昨年(1985年)12月23日、武道館で行われていたコンサートの楽屋に彼を訪ね、インタビューすることに成功した。本番前のあわただしい時間にもかかわらず、快く応じてくれた彼の話を聞いてみることにしよう。

    長谷川浩二がアルフィーのツアーに参加したのは2年前(1983年)のオーディションに受かってから。そのときはまだ高校3年生だったので、受験の段階では迷いもあったということだが、直接会場へ行って受けたら合格してしまったというだけあって、バイタリティと若さに似合わないドラム・テクニックの持ち主ということは確かだ。アマチュア時代はアン・ミュージック・スクールに通い、石川 晶、ポンタのレッスンを受けていた。初めのころはディープ・パープル、ジェフ・ベックといったハード・ロック好み、その後ジャズ、フュージョンに興味を持ち、ガッドのファンとなった。

    アルフィーにはアルバム『ルネッサンス』のときから参加。アルバムでは1、2曲、ツアー(年間120本+横浜球場)ではすべて叩いている。初めての武道館公演のコンサートでは、緊張のあまり力が入り過ぎて手の皮がむけたほどだという。以後1年、今ではコンサートのドラミングは、なるべくわかりやすいフィルを心がけるようにしている。

    アルフィーのメンバーからハイハットやスネアについての注文もけっこうあるらしい。TAMAのドラムを使い始めてからはまだ半年ぐらいだが、アルフィーの音楽には、明るくてシンがあるTAMAのサウンドが最適なのだそうだ。

    P.T.S.は、今回のツアーから使用しており、大変スピーディにセッティングができ、リハーサルの時間が有効に使うことができて、余裕が出た点が最大のポイントということだ。これはドラマーのみならず、スタッフにとっても大歓迎なのだそうだが、ステージの袖が狭いと組み立ててブースに置くまでが大変な作業になることもあるそうだ。

    また、メモリー機構は角度や位置を再現するのに便利だし、ジョイント部分がさらに強化されれば完璧、という感想もあり、スタッフとしては、パイプが短くなればもっと持ち運びに便利になる、ということであった。

    さらに、PAにとってはマイクもいっしょにセッティングできるので、マイク・スタンドを立てる必要がなく(オフ・マイクとして実際には2本、上から録るために使っているが)、セッティング面、ルックス面とも一段と向上したことは確かなようだ。

    「とにかく、すごいと思いますよ。常にベストな状態でプレイできるのがうれしいですね」という彼の言葉どおり、P.T.S.は画期的なシステムといえるだろう。

    「今、気に入っているドラマーは、ニール・パート、そうる透、山本秀夫。ジャズからロックまで、オールマイティーなドラマーをめざしていきたいんです。これからもずっとアルフィーと一緒にプレイできたらいいですね」と語る、彼の今後の活躍に期待することにしよう。  

    バック・ナンバー読み放題で熟読する
    長谷川浩二のアーカイヴ記事

    サブスク会員サービスの「バックナンバー読み放題」では、約40年に渡って取材してきた長谷川さんのアーカイヴ記事をすべて読むことができます! ここでは対談記事を中心にピックアップしてご紹介します!!

    【長谷川浩二×高見沢俊彦】

    THE ALFEEの高見沢俊彦氏との対談が掲載された1995年11月号

    ◉対談の読みどころ(AIによる整理)
    運命のオーディション:当時高校3年生だった長谷川氏が、手違いからオーディションに参加 。その「頭の柔らかさ」と「仕込みがい」が高見沢氏の目に留まり、異例の抜擢を受けました 。
    現場で培われた絆:年間120本を超える過酷なツアーを経て、二人は単なる仕事仲間を超えた「ファミリー」のような信頼を築きます 。長谷川氏は、THE ALFEEの3人の背中を見て育ったと当時を振り返ります 。
    プロとしての共鳴:高見沢氏は、長谷川氏の圧倒的なテクニックとステージでの「華」を絶賛 。長谷川氏もまた、高見沢氏の要求に応えるため独学で幅広い音楽性を身につけてきました 。

    【長谷川浩二×西川貴教】

    abingdon boys schoolの西川貴教氏との対談が掲載された2010年3月号

    ◉対談の読みどころ(AIによる整理)
    出会いのきっかけ:abingdon boys school結成以前、T.M.Revolutionのレコーディングや現場を通じて接点が生まれ、ギタリスト柴崎浩の推薦もあり長谷川氏の参加が実現。
    音楽的な相性と信頼:西川氏は長谷川氏のプレイに対し「再現できるかどうか分からない領域」まで求める一方で、その期待に応える柔軟さと対応力を高く評価。単なる技術ではなく、人間性も含めた“相性”によって強い信頼関係が築かれている。
    現場で生まれるケミストリー:事前に緻密なアレンジが用意されていても、最終的な完成度は現場でのやり取りと“本番のマジック”によって決定。長谷川氏は譜面以上の表現を提示し、バンドとしてのグルーヴへ昇華させる役割を担っている

    【長谷川浩二×トーマス・ラング】

    トーマス・ラングとの対談が掲載された2015年7・8月号(音源は未収録)

    ◉対談の読みどころ(AIによる整理)
    異なる個性がぶつかり合う夢の共演:圧倒的なテクニックとスピードを誇るトーマス・ラングと、迫力のロック・スタイルで日本のシーンを担ってきた長谷川浩二。百戦錬磨の2人が、Battle Cryのレコーディングでついに本格共演を果たします。
    “ドラム・バトル”ではなく“音楽”:2人とも超絶ドラマーでありながら、対談で繰り返し語られるのは“競い合い”ではなく“曲を良くすること”。互いの音を聴き、役割を分け合い、楽曲の中でどう機能するかを最優先した姿勢が印象的です。
    キャリアに裏打ちされた脱力とグルーヴの思想:ヘヴィでパワフルなプレイの裏側にあるのは、力みではなくリラックスと経験値。共に長年の現場経験によって“必要な瞬間にだけ力を込める”ことの重要性を語っており、単なる技巧対談に留まらない深い内容になっています。

    その他に連載や企画、ミニ・コーナーへの登場など、長谷川氏に関する30以上もの記事を読むことができます。THE ALFEEのサポートとしてプロ・デビューを果たし、さまざまな経験を経て、日本を代表するトップ・プレイヤーへと駆け上がった長谷川氏の40年に渡る歴史を、ドラマガを通して体感してください! 詳細はこちら !!