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【Set Up】影丸 (カゲマル)

  • [-真天地開闢集団-ジグザグ]
  • Photo:Tetsuro Sato

DRUM KIT 

繊細な音色使いを意識した迫力満点の3バス要塞セット

ミステリアスなコンセプトで、ラウドから歌モノまで変幻自在な楽曲世界を届ける“真天地開闢集団”=ジグザグ。その中で、時にハードに時に繊細に超絶技巧なプレイを展開するのがドラマーの影丸だ。バンド5周年記念の“禊”でキャッチしたのは、3バス仕様にグレードアップしたYamahaのAbsolute Hybrid Maple! もともと“要塞セット”が好きで、見た目のインパクトも意識して、24"バス・ドラムを新たに導入したというが、20"、22"、24"と口径違いにすることで音色に違いをつける意図もあるとのこと。24"は歌モノやバラードで使っているそうで、幅広い楽曲ジャンルに対応。タムは打面を平行にし奏者側に少し傾けてズラリとセッティングされ、左から14"、12"、13"、10"、8"という配置となっており、メロディックなタム回しは圧巻! 左手の14”をハイハット側に置いたため、セッティングの都合上、今の並びになったそうだが、図らずも「尊敬するビリー・コブハムと同じ配置になり、運命を感じます(笑)」と影丸。シンバルはジルジャンで統一されており、幅広いサウンドにマッチするシリーズをセレクト。ハイハットは14" Kカスタム・セッション・シリーズと派手なセッティングの中で一見渋く見えるが、マイク乗りも良く、どんなジャンルの曲にも馴染むため重宝しているという。さらに22" スウィッシュは、音域的にハイハットとライドの間を狙う際に使っており、ロックからバラードまでさまざまなシチュエーションで活躍。セット右側にはスプラッシュやマイネルのターボ・クラッシャーを配置。さらにライヴではお馴染みの“鳥丸”も並んだ、ルックスと実用性を備えたセッティングとなっている。メイン・スネアはヤマハのRecording Customのステンレス・スティールで、予備としてアルミ・シェルも用意。サイドにはStage Customの10”を配置し、本人が敬愛するサイモン・フィリップス的なセッティングにするなど、音色の使い分けを徹底している。フット・ペダルはYamahaのDFP9CとDFP9500Cの組み合わせ。スティックは満を持して発表されたROHEMAの影丸シグネチャー・モデル。サイズは410mm×15.2mmと標準より長く、若干太い仕様になっている。

SET UP!

【Drum Kit】
YAMAHA
Absolute Hybrid Maple
20"×16"BD、22"×16"BD、24"×16"BD、14"×12"TT、12"×8"TT、13"×9"TT、10"×7"TT、8"×7"TT、16"×15"FT

【Snare Drum】
YAMAHA
RLS1455 14"×5.5"(Main)
BSD1050 10"×5"(Side)
RAS1455 14"×5.5"(Sub)

【Cymbals】(L→R)
ZILDJIAN
14" K Custom Session Hi-Hats
20" Ride
14" FX Trashformer
18" A Custom Crash
18" A Custom Projection Crash
19”A Ultra Hammerd China
9" Oriental Trash Splash
22" A Swish Knocker

【Electronic Drum】
YAMAHA
XP-80(Sampling Pad)
DTX502(Trigger Module)