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【Drummer’s File】かみじょうちひろ
- 9mm Parabellum Bullet
Profile●かみじょうちひろ::長野県出身。9mm Parabellum Bulletのドラマー。04年に横浜にて結成され、2007年にメジャー・デビューを果たす。2024年10月に通算10枚目となるオリジナル・アルバム『YOU NEED FREEDOM TO BE YOU』をリリースし、2025年3月にかけて全国ツアーを展開。また、ドラム教室「かみじょうちひろDrum Lab. 」を開講し、後進の指導も行なっている。
➡︎結成20周年、ドラマーとしての歩みや進化を語っていただいたインタビュー記事はこちらをチェック!
Q1:ドラムを始めたきっかけと年齢を教えてください。
姉がドラムをやっていたので、「オレもバンドやろうかな……ギターにしよーかな」と思っていたら、さも当然のように友人たちからドラムを押しつけられました。かみじょうちひろ 12歳 初冬、でした。
Q2:これまでに影響を受けたドラマーは誰ですか?
※敬称略
恒岡 章
スティーヴ・ガッド
トーマス・ラング
三原重夫
村石雅行
Q3:ご自身にとって思い出深い参加作品や楽曲、公演を教えてください。
●2006年9月16日のSHIBUYA-AXにて、まだアマチュア・インディーズだった9mmが前座で、ACIDMAN/ストレイテナー/Dragon Ashという売れに売れてる方々と対バンしたんですが。野生の狼みたいな目つきで、玉砕覚悟で挑んだ記憶があります。
●「EMI ROCKS 2012」(2/19)のアンコールにて、全出演アーティストがステージ上に出て来たときにオケ・バンドが9mmだったんですけど。そのときやったTHE BEATLESの「All You Need Is Love」が、気ぃ狂うぐらい緊張しました。
●「ドラムマガジンフェスティバル2012」にピエール中野と2人で出演させていただいたときも、ドラム玄人の前でドラムだけで興行を成立させないとならないのでゲロ吐くくらい緊張しました。
●吉澤嘉代子さんの2nd album「東京絶景」(2016)のM8「化粧落とし」に参加させていただきました。生まれて初めてのスタジオ・ミュージシャン業で……めちゃくちゃ勉強させてもらったり思い知らされました(笑)。コレのおかげで村石さんのトコに行く経緯になりましたので、死ぬほど良い怪我の功名となったので感謝しています。
●坂本真綾さんの「独白↔躍動」(2020)の「独白」のドラムを担当させていただきました。スタジオ・ミュージシャンとしての己の不甲斐なさを完全に過去にできるくらい、己の成長を感じ取れて仕事が怖くなくなりました(笑)。自信をつけさせて貰えたので、思い出深い作品となっております。
Q4:ドラムを叩く上で最も大切にしていることは何ですか?
その曲が一番カッコ良くなるであろうドラム(曲のアレンジ、音色、タイム)を見つけることです。
Q5:お使いの楽器で、特にお気に入りのアイテムは何ですか?
●FitEar FitEar Pro Audio 334:すごくいいです。音環境のすべてがノンストレスになりました。
●MACKIE 402VLZ4 アナログ・ミキサー:最低限のことができて、操作も簡単です。サイコー。
●YAMAHA DFP9C ツイン・ペダル:バラードでもジャズでもメタルでも、何でもこれでいけます。
Q6:習慣にしていることや、音楽以外での趣味などがあれば教えてください。
師から散々と音大的なソルフェージュをやらされ続けて10年近く経つので……日常生活で聴こえてきた音楽を聴いて、頭の中でリズムを譜面化するのが癖になってます。音楽以外の趣味は……夜中に死ぬほど酔っぱらいながら、「機動戦士ガンダム」(※全シリーズ制覇が目標)を見るのが生きがいです。
Q7:最後に、読者の方に向けてメッセージをお願いします!
おっさんだからいろんな楽器を見たり触ったりしてみたけど、やっぱドラムが一番カッコ良くて面白いです。賛同してくれる方ばっかりがドラマガを読んでいると思うので……これからもご一緒にドラムを愛していきましょーね☆〜(ゝ。∂)