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    プロ・ドラマーのイヤモニ事情 Case 1:増子央人[Age Factory]

    • Photo:Kazma Kobayashi(Bearwear, UUWorks)/portrait、Tetsuro Sato/gear

    プロ・ドラマーが愛用するイヤモニにフォーカスし、そのチョイスの基準やモニター環境を紐解いていく不定期連載コーナーがスタート! 今回は、3ピース・バンド=Age Factoryのロック・サウンドの核を担う増子央人が使用しているイヤモニ製品&こだわりをフィーチャー!

    愛用イヤモニ:Shure SE215-CL-A

    Q1. イヤモニを導入するようになったきっかけは何でしたか?

    増子 一番のきっかけは、自分のドラムの音から自分の耳を守るためです。それともう1つは、ライヴをする場所の規模が大きくなってきて、その環境でも確実にメンバーが鳴らす音を聞き取ってより良い演奏にしたい、と思ったからです。

    Q2. イヤモニからは主にどのパートの音を返していますか? 密閉度の高さや音量のバランスなど、こだわりがあれば教えてください。

    増子 一番はドラム・キットの音、次にギター・ヴォーカルが弾くギターメイン・ヴォーカル、その次にオーディエンス・マイクです。その他のベース、サポート・ギター(リード・ギター)、各自のコーラス・マイクはうっすらと返してもらっています。僕らは演奏時にクリックを使っていないので、日によって多少テンポ感が変わります。メイン・ヴォーカルが弾くギターから始まる曲が多いので、そこにリズムを乗せるため、そのギターを少し大きめに返してもらっています。

    密閉度は、左耳だけ少し浮かせています。その方が臨場感が自分に伝わるからです。

    Q3. 現在お使いのイヤモニ製品と、気に入っているポイントを教えてください!

    増子 ShureのSE215-CL-A(クリア)です。わりと低価格なのですが、音質、密閉度も高クオリティなところが気に入っています。

    ▲Shure SE215-CL-A

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