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【MUSCLE WASA-BEAT!! feat.山葵[和楽器バンド]】#8−柊マグネタイト「マーシャル・マキシマイザー 」

叩いて!語る!
和楽器バンド山葵の“叩いてみた”ブログ!!

あの“山葵ブログ”がパワーアップして帰ってきた! その名も『MUSCLE WASA-BEAT!!』(マッスル・ワサビート)。山葵のYouTubeチャンネル「山葵ちゃんねる」とコラボし、原点でもある“叩いてみた”動画を新たに撮り下ろし、プレイについて解説! 第8回は『ボカロ三昧2』でもカヴァーされていた高速ナンバー「マーシャル・マキシマイザー」! 今回は4つ打ち(ディスコ・ビート)を深掘りして解説! YES…

#8 柊マグネタイト「マーシャル・マキシマイザー 」

はいどーも、和楽器バンド全国ツアー2022、本日の公演をもって完走となります! 山葵です。

『ボカロ三昧2』よりボカロ曲ドラム解説シリーズも今回で最後となります。

・4つ打ち(ディスコ・ビート)を演奏するコツ

通常8ビートなどのパターンは、2拍目4拍目のスネアのバック・ビートがジャストのタイミングから少しレイド・バックすることで心地良いグルーヴになったりします。
しかしこの楽曲のような4つ打ちのリズムは、タイトなEDMのフィーリングの上、2拍目4拍目はスネアとバス・ドラムが重なるので、スネアがズレてしまうと違和感のあるように聴こえてしまいます。

そこでタイトなグルーヴを叩くコツとしましては、身体の中心(骨盤)からエネルギーを手足に発信するイメージで演奏すると良いでしょう。

例えば座った状態で手にスティックを持ったイメージで構えてみてください。
このときに骨盤を寝かしてみると、勝手に手が一緒に下の方向に動くと思います。
同時に足も伸ばしたくなる感覚になるかと思います。
反対に骨盤を立てると、腕も上がります。
この身体本来の反応に合わせて演奏することで、タイトなリズムが演奏しやすくなると思います。

・速い連打フレーズを演奏するコツ

最近のボカロ曲はテンポが速い楽曲がとても多いです。
この楽曲もBPM=190とかなり速い上、エネルギッシュなサウンドが求められます。

スティックを素早く振り上げようとしても、どうしても肉体的な限界があります。
そこで、逆に最初から高い位置にスティックを構えてあげることで、振り上げの動作を削減することができます。
手首を下方向に動かすと、身体の反応的に勝手に手首が元の位置に戻るので、振り上げることを意識しなくても速い動きが連続で叩きやすくなるかと思います。

速いタム回しのフレーズのときなども、高い位置に構えるのが非常に有効です。
スネアとタムの高低差があまり気にならなくなり、スムーズな高速移動がしやすくなります。

最初は少し慣れが必要ですが、慣れたら楽に大音量を出すことができ、パワフルな楽曲にも対応しやすくなることでしょう。

ではまた!

山葵が語る新作『ボカロ三昧2』はこちら!

『ボカロ三昧2』
詳細はアルバム特設ページ

Profile
わさび●岡山県育ち。中国人の父と日中ハーフの母を持つ。15歳でドラムを始め、YOSHIKIやチャド・スミス、トーマス・プリジェンなどに影響を受ける。動画投稿サイト“ニコニコ動画”にアップした演奏が話題となり、和楽器バンドに加入。コンポーザーとしてもスキルを磨き、アルバム『TOKYO SINGING』ではリード曲「Singin’ for…」を作詞作曲。中学の頃から筋力トレーニングも続けており、2020年に初出場をした年末特番「SASUKE2020~NINJA WARRIOR~」では話題を呼び、2021年も出場を果たした。
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和楽器バンド(L→R)
山葵(d)、亜沙(b)、蜷川べに(津軽三味線)、神永大輔(尺八)、鈴華ゆう子(vo)、町屋(g、vo)、いぶくろ聖志(箏)、黒流(和太鼓)

◎Latest Release

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