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    【LESSON.3】 基本的なスティックの“握り方”

    • Text:Yusuke Nagano/Photo:Tetsuro Sato

    手首の角度でプレイ・スタイルが変わる

    手首の角度もグリップの大切なポイントになります。角度の違いによってそれぞれ、フレンチ・グリップ、ジャーマン・グリップ、アメリカン・グリップと呼ばれる3種類に分類されます。この中で初心者にオススメなのは、アメリカン・グリップジャーマン・グリップ。その理由はスティックの軌道を安定して操作しやすいからです。手首の角度の違いによって、スティックを構えたときの腕のポジションも変化して、筋肉の使い方やスティックを振る軌道、さらに音色なども微妙に変わってきます。

    フレンチ・グリップ

    親指を上に構えるタイプで、ティンパニ・グリップとも呼ばれます。手首の回転や指の動きを利用して、スピード感を出すのに適しています。スティックの上に手の甲がかぶらないので、跳ね返りを感じやすく、ライド・シンバルを軽快に刻むときにも使われます。ただし慣れないとスティックの軌道を安定させづらい側面もあります。

    ジャーマン・グリップ 🔰

    手の甲を上に構えるタイプ。手の重さをスティックに乗せやすく、太く力強い音を出すのに適したグリップです。脇を軽く開いて腕を身体から少し離すと、無理のない姿勢で構えることができます。スティックを素直に動かしやすく、打点も安定させやすいです。場面によって右手はフレンチで、左手はジャーマンと使い分ける人もいます。

    アメリカン・グリップ 🔰

    親指と人差し指の中間を上に構えるタイプ。フレンチとジャーマンの両者の特徴を併せ持ったバランスの良いグリップです。腕の力をダラっと抜いて下ろした状態から、スッと腕を曲げて構えると、自然にこの手首のアングルになることからも、リラックスしてスティックを操作しやすいグリップと言えます。

    ※本記事は『超ドラム初心者本』の内容を転載したものになります。本の詳細はこちら→HP