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Anatomy of Drumming feat. 響[摩天楼オペラ]#4 〜 LUNA SEA「ROSIER」
- 文&解説&動画:響[摩天楼オペラ]
こんにちは、摩天楼オペラの響です。第4回は、LUNA SEAの「ROSIER」のドラム・カヴァー解説を行わせていただきました。基礎的なことがたくさん詰まっているので、少し慣れてきた初級~中級者のロック・ドラマーの方には、ぜひコピーに挑戦していただきたい楽曲です。今回はイントロ、Bメロ、サビ、ラスサビに加えて、基礎練習を1つを紹介していきたいと思います。
◯ Anatomy of Drumming #4 Contents
■ カヴァーのポイント① 〜ウラ拍を強調する“クイ”のパターン〜
■ カヴァーのポイント② 〜場面転換を促すシンバル・ワーク〜
■ カヴァーのポイント③ 〜フロア・タムを駆使したビート〜
■ カヴァーのポイント④ 〜アクセント移動を含むスネア連打〜
■ 基礎練習 〜手を速くするための組み合わせ練習〜
■カヴァーのポイント① 〜ウラ拍を強調する“クイ”のパターン〜
一瞬サビと間違えてしまうくらいキャッチーなメロディのBメロですが、ここではシンコペーション、いわゆる“クイ”と呼ばれるパターンが登場します。本来であれば1拍目にくるクラッシュを、前の小節の4拍目ウラに持ってくる、つまりは拍をクうことでウラ拍を強調するようなパターンになります。このシンコペーションのパターンを叩くときは、他の楽器もクっているパターンがほとんどなので、周りの音をいつもより意識することが大切です。
■カヴァーのポイント② Bメロ・ラスト&サビ〜場面転換を促すシンバル・ワーク〜
まずはBメロ・ラストのフィルインですが、3連続でハイハットを開閉するパターンが登場します。テンポも比較的速めとなっているので、右足と同じくヒール・アップで踏むことで、歯切れ良くハイハットの開閉ができるようになります。続いてサビですが、ここはBメロのシンコペーションの応用編といった感じのパターンとなっています。ポイントとしては、ライドやチャイナを使用したパターンであること、ライドにおけるカップとの叩き分け、キックと合わせるライドの2連打、不規則なシンコペーション・パターンなどが挙げられます。