NOTES
UP
アコースティックエンジニアリングが手がけた“ドラムが叩ける”プライベート・スタジオ #3[千葉県 畑 聡子さん宅]/【Archive】
- 取材&文:西本 勲 撮影:関川真佐夫
“自宅で思いきりドラムを叩きたい。しかも良い音で”……スタジオやライヴ・ハウスなどの防音/音響工事を行う専門業者、アコースティックエンジニアリングが住宅に施工したドラム用防音室にフォーカスする連載企画。今回は千葉県在住の畑 聡子さんが、趣味であるドラムとパーカッションを極めるために叶えた自宅スタジオを紹介していきます!
趣味だけど自分なりに極めたいから
スタジオを作って本当に良かった
6年ほど前にパーカッションとドラムを始めた畑さん。レンタル・スタジオを使った練習では、楽器運びやセッティング時間、費用などの面で苦労が多く、「自分の家にスタジオが欲しい」と考えたという。
「防音室のついた賃貸物件も検討しましたが、ピアノを弾く音大生向けのところが多く、だったら作ろうかなと。それで、1階に防音室を作ってリビングを2階にと考えると、中古物件も都合の良いところがなかなか見つからず、新築ということになりました」。
そんな畑さんが前述の音楽学校時代からパーカッションとドラムを教わっている福長雅夫氏にアコースティックエンジニアリングを紹介され(福長氏の自宅スタジオも同社が施工)、昨年秋に家とスタジオが完成。それから約半年あまり、充実した打楽器ライフを過ごしている。
「最初は、外に音が漏れているんじゃないかと心配になったりもしましたが、ご近所から何か言われることもなく、安心して使っています。
スタジオに通っていたころは往復だけで1時間以上かかっていたのが、今は好きな時間に練習できますし、ちょっと凝った音作りをしたいときも自由に試せます。いくらでも練習できてしまうので、睡眠時間を削らないように気をつけています(笑)」。
「パーカッションもドラムも趣味でやっていますが、自分なりに極めたいとは思っていて、福長先生にも “趣味のレベルじゃないですね”と言われています。
まずはここでたくさん練習して、YouTubeに動画を上げたりしてみようかなと。それを名刺代わりにして、一緒に演奏する仲間を見つけられたらいいなと思っています」。
子供の頃からピアノを習っていたが、「特に音楽をやっていたわけではないんです」という畑さん。「大人になってからタップ・ダンスを始めたんですけど途中で挫折して、リズムの勉強として少しだけ習ったドラムの方が面白くて。その後、パーカ ッションに触れる機会があって興味が湧き、音楽学校の社会人コースに通ってパーカッションとドラムを習いました。そのときの先生だった福長雅夫さんに、今もレッスンを受けています。パーカッションはポップスにも合うということを知ってもらえるような活動をしたいです」。
※本記事は2023年7月号掲載の記事を転載したものになります。
アコースティック
エンジニアリングとは?
株式会社アコースティックエンジニアリングは、音楽家・音楽制作者のための防音・音響設計コンサルティングおよび防音工事を行う建築設計事務所。1978年に創業して以来、一貫して「For Your Better Music Life」という理念のもと、音楽家および音楽を愛する人達へより良い音響空間を共に創り続け、携わった物件の数は2,000件を超えている。現在も時代の要請に答えながら、コスト・パフォーマンスとデザイン性に優れ、「遮音性能」、「室内音響」、「空調設備」、「電源環境」、「居住性」というスタジオの性能を兼ね備えた、新しいスタイルのスタジオを提案し続けている。
株式会社アコースティックエンジニアリング
【問い合わせ】
TEL:03-3239-1871
Mail:info@acoustic-eng.co.jp
住所:東京都千代田区九段北2-3-6九段北二丁目ビル
HP:https://www.acoustic-eng.co.jp/pro/
デジマート・マガジンの
↓連載ページはこちら↓