高橋幸宏が1988年以降にEMI（現ユニバーサル・ミュージック）より発表したソロ・アルバム13作から新たにセレクトされた公式ベスト盤『THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI ［EMI YEARS 1988-2013］』が、2枚組SHM-CDで11月15日（水）にリリースされる。

選曲は、THE BEATNIKSのパートナーであり、それ以外にも数多くの活動を共にしてきた盟友・鈴木慶一が担当。そして、高橋も参加したMETAFIVEのメンバーでもある砂原良徳が全曲のリマスターを手がける（収録曲は後日発表）。

1980年代前半のソロ・ワークに関しては、砂原の選曲＆リマスターによるベスト盤『GRAND ESPOIR』が2021年に発売されており、今回の企画はそれに続くものと言える。

力強いサウンドで新機軸を打ち出した『EGO』に始まり、“大人の純愛三部作”と呼ばれた『Broadcast From Heaven』『A Day In The Next Life』『Life Time, Happy Time 幸福の調子』、自身のイニシャルを冠した充実作『Mr. YT』など、どれも名作揃い。そして、ソロ名義のオリジナル・アルバムとしては最後になった2013年の『LIFE ANEW』まで、四半世紀の年月で作風もドラム・サウンドも少しずつ変化してきた。その一方で、ずっと変わらなかった彼の持ち味も、このベスト盤であらためて確認できることだろう。

さらに12月からは、選曲対象となった13タイトルすべてが同じく砂原による最新リマスター音源で順次再発売される予定だ。詳細は続報を待とう。

高橋幸宏追悼特集