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ジャズ初心者が3年後には演奏できるようになるというコンセプトで、ベストセラーとなっている「3年後、確実にジャズ〜」シリーズに待望のドラム教則ムックが登場!
著者はジャズ・フィールドを中⼼に多方面で活躍中の横⼭和明。膨大な知識を誇り、音楽への深いリスペクトに溢れた演奏で、幅広いミュージシャンに熱い⽀持を受ける氏が手がける本著では、あくまで“3年後シリーズ”のフォーマットに即しながら、“Jazzを演奏する上で理解しておくと良いこと”を集約。
教則本にありがちな、“型優先”、“譜⾯ありき”とは差別化を図り、演奏にはさまざまな解釈があることを提⽰し、“なぜその奏法があるのか、そういう⾳になるのか、その楽器を使うのか”など、本質を一通り解説した上でコンテンツが展開されていく。
中でも注目すべきは、付録CDに収録された井上 銘(g)、千北祐輔(b)とのアンサンブル録音。録る直前まで演奏曲を決めず、打ち合わせている生々しい会話がCDに収められており、3人による座談会はドラマーだけでなく、すべてのミュージシャンに届けたい内容となっており、3年後でなく、4年目以降のドラマーでも間違いなく発見のある1冊に仕上がっている。
ジャズ・ドラムを学びたい人必携の本著の発売は3月15日。ぜひチェックしてみてほしい。
執筆によせて
正直なところ、僕が教則本を書くだなんて、まったく夢にも思わなかったのです。普段ドラムを叩くための練習というものはほとんどせず、教則本というものに関してもよくわからないのに。しかし、むしろそれを逆手に取り、何か今までにないアプローチの本が書けたら面白いかも?と。著者が練習嫌いで練習メニューがほとんど載っていない教則本だなんて、何だかめちゃくちゃではありますが、だからこそ、楽器経験の度合いに関わらず取り組めるものに仕上がったように思います。教則本というよりも、音源を聴きながら読み進めていく音楽書のようなものです。練習嫌いな代わりに研究好きな僕の、ジャズ・ドラムというものに対する研究と考察の結果が詰まっています。テクニック的には初歩的な話に絞っており、一見物足りなく感じるかもしれませんが、それぞれの項目に関してそれなり以上に濃く掘り下げましたので、実際に読んでみると見た目以上に満腹感があるはず。これから始める方はもちろん、伸び悩んでしまっている経験者の方にも、何かしらお力になれるはずです。ギター・トリオ編成でのほぼ打ち合わせなしのジャム・セッションの記録、そして、録音メンバーによる座談会も興味深いものとなりました。ご期待ください。
横山和明
【Information】
「3年後、確実にジャズ・ドラムが叩ける練習法」
定価:2,750円 (本体2,500円+税10%)
著者:横山和明 仕様:A4変形判 / 112ページ
品種:ムック
発売日:2023年03月15日
ISBN:978-4-8456-3878-9
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