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MR.BIG最後の日本ツアーが決定! パット・トーピーの遺志をニック・ディヴァージリオが継承!!
- Text:Shinichi Takeuchi
1988年に結成され、今年で35周年を迎えるMR.BIG。2017年以来となる彼らの来日ツアーが決定した。
MR.BIGと言えば、1989年にデビューし、世界的に活躍したハード・ロック・バンド。とりわけ日本での人気が高く、数多くの来日公演を実現させてきた。
ドラムのパット・トーピーも、堅実で歌心溢れるドラミングと、明るく朗らかな人柄で多くのファンを魅了。本誌にも幾度となく登場し、ドラムと音楽に対する真摯な思いを聞かせてくれた。
バンドは2001年に解散するも、2009年に再結成。しかしながら、2014年にパットがパーキンソン病の罹患、闘病中であることを公表した。以降も2度の日本ツアーを行い、パットも帯同。フルタイムのドラム演奏はかなわなかったが、一部のパートで演奏を披露したり、美しい歌声を聴かせてくれるなど、元気な姿を見せてくれた。
2018年、パット・トーピーが逝去すると、MR.BIGの活動も停滞してしまっていたが、今年、デビュー・アルバム『ミスタービッグ』のリイシュー盤が4月21日に発売することを発表。併せて、日本ツアーの開催も決定した。
しかしながら、今回の公演は“The BIG Finish FAREWELL TOUR”のタイトルが示す通り、バンドとしては最後のツアーとなる。全米No.1ヒットとなった「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」を収録した2ndアルバム『リーン・イントゥ・イット』(91年)の完全再現を含むキャリアの集大成となる内容を予定しているという。
気になるドラムには、ニック・ディヴァージリオが参加。ジェネシス、ティアーズ・フォー・フィアーズ、フェイツ・ウォーニングなどとの共演で知られる彼が、パットの遺志を引き継ぐ。彼がどんなドラミングでバンドのフィナーレに花を添えるのかにも注目したい。
日本公演の日程は下記の通りとなっている。
MR.BIG “The BIG Finish FAREWELL TOUR”
7月20日(木)日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
7月22日(土)丸善インテックアリーナ大阪
7月25日(火)日本武道館
詳細はこちら→https://udo.jp/concert/MRBIG23