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すべての演奏を手がけたポールの新作が完成! 味わい深いドラミングにも期待!

  • Text:Shinichi Takeuchi Photo:Mary McCartney

ポール・マッカートニーのニュー・アルバムが12月11日にリリースされる。前作『エジプト・ステーション』から約2年ぶりのソロ・アルバムとなる今作は、コロナ禍のロックダウン中に、完成まで至っていないマテリアルに手をつけ始めたことから制作がスタートしたという。

自身のスタジオで、自らの手で録音を重ね、最終的には、作詞作曲はもちろん、すべての楽器の演奏とプロデュースまでをポール自身が担当することに。そして、かつてこの手法で制作されたアルバム『マッカートニー』(70年)、『マッカートニーⅡ』(80年)にならって、『マッカートニーⅢ』と名づけられ、自身の名を冠したシリーズ3部作の3作目と位置づけられることとなった。

すべての演奏をポール自身が手がけているだけあって、もちろんドラムも彼がプレイ。これまでも折に触れて味わい深いドラミングを披露してきた彼だが、今回はどんなドラミングを聴かせてくれるのかにも注目したい。先に公開されたアルバム・トレーラーでは、本人と思われる人物(顔は映らない演出になっている)が、タム類にタオルを被せてミュートしたキットをプレイするシーンが盛り込まれているので、まずはそちらもチェックしてみてほしい。

◎作品情報
『マッカートニーIII』
ポール・マッカートニー

発売元:ユニバーサル 品番:UICY-15964(CD Only) 購入はこちら●Universal Music Store