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阿部 寛がドラマーに!? 映画「異動辞令は音楽隊!」今夏公開

  • Text:Shinichi Takeuchi

ドラマー注目の映画がこの夏、公開される。映画「異動辞令は音楽隊!」は、警察音楽隊を舞台にした“人生大転換エンターテイメント。叩き上げの鬼刑事が、突如、警察音楽隊へと異動になり、ドラム(音楽隊のパーカッション)を演奏するはめに。そんな主人公の葛藤を綴っていくという内容。主演は阿部 寛。つまり、彼は劇中でドラムに挑戦するというわけだ。現在、阿部がスティックを持っているキービジュアルが公開となっているが、果たして、どんな演奏シーンを見せてくれるのか、今から楽しみだ。

この役を演じるにあたり、阿部は以下のようにコメントしている。

「内田英治監督とは今回初めてご一緒させて頂くという事で、今までと違った自分が引き出される現場になる予感がしていて、撮影現場に入る事がとても楽しみです。捜査一筋の刑事が音楽隊に異動させられる主人公役という事で、今回は楽器も演奏することになり、これまで演じてきた刑事役とはまた一味違った役どころですのでそういった意味でも新鮮さをもって挑んでいきたいと思います。まだ撮影に入る前ですが、皆様に元気をお届けできる作品になると感じています」

監督は映画「ミッドナイトスワン」で第41回日本アカデミー賞・最優秀作品賞を獲得した内田英治。監督のコメントも紹介しておきたい。

「ありそうでなかった映画でございます。警察音楽隊を舞台にした新作、ようやく発表することが出来ました。「ミッドナイトスワン」以来、久しぶりの映画作りに胸は高まっておりますが、こうやって再びオリジナル作品を発表出来ることを嬉しく思います。本作はとある県警の警察音楽隊を舞台に、警官なのに楽器も奏でなければならなくなった隊員たちを描いたヒューマンドラマです。私自身が挫折しそうになったとき、音楽に救われた過去があるのですが、今回はそんな想いを映画にしました。主演は阿部寛さん。初めてお会いしたときに「この役にぴったりだ」と手を叩きそうになりました。ひとつの価値観が一瞬にして崩れると人はどうなるのか。中年が持つ危機感と悲哀を見事に演じてくれるはずです。みなさま、どうぞご期待ください」

なお、公開は8月26日(金)の予定。作品に関する情報はこちら→HP