日本を代表するマスロック・バンド、LITEが3月26日から全国公開される映画「騙し絵の牙」の音楽を担当。そのサウンドトラックが映画公開に合わせて発売となった。

塩田武士の同名ベストセラー小説を、「桐島、部活やめるってよ」（12年）の吉田大八監督が映画化した本作は、大手出版社を舞台に、廃刊の危機に瀕した雑誌編集長（大泉 洋）が、生き残りをかけて仁義なき騙し合いバトルを繰り広げていくというストーリー。その脚本も吉田監督が自ら手がけているが、実はLITEの曲を聴きながら執筆にあたったという。

今回は、そんな吉田監督からの依頼を受け、LITEとしては初めて映画の劇伴を制作することとなった。サウンドトラック盤には、山本晃紀がスリリングなビートを叩き出し、不穏な空気を纏うようなハードな楽曲から、幻想的で静謐な曲まで、映画を彩る25曲を収録。いずれも映画のための音楽でありながら、一筋縄ではいかないLITEらしさもにじみ出ており、彼らの新作としても楽しめる。

現在、主題歌となる「Breakout」をフィーチャーしたスペシャル映像「LITE×騙し絵の牙」が、本作のHPなどで公開中。そこでは映画の映像とともに、LITEのレコーディングの様子も映し出されており、山本の演奏シーンも楽しめる。

◎作品情報
『映画「騙し絵の牙」オリジナル・サウンドトラック』
LITE
発売元：melodypunchrecords　品番：MPCS-00032

【収録曲（全25曲）】
01. A Foggy Day
02. Fate
03. Mastermind
04. The War Game
05. Passing By
06. I’s
07. Riff Off
08. Flaming
09. Hidden Agenda
10. Eyes
11. Serene
12. Ness
13. In The End
14. Sad Key
15. Hidden Agenda2
16. Creeping
17. Unexpected
18. Doom
19. Gap
20. Tracker
21. Midnight Mystery
22. Deep darkness
23. Deception
24. Serendipity
25. Breakout

◎Other Information

LITEは、池部楽器店が3月13日にグランド・オープンした音楽＆楽器の次世代型ストア、“イケシブ”のテーマ曲「Tuning」も制作。こちらも要チェック！