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    菅沼孝三が演奏活動の休止を発表

    • Text:Shinichi Takeuchi

    菅沼孝三が自身のSNSで病気療養のため、演奏活動の休止を報告した。

    菅沼は昨年、内臓疾患のために手術を受けたことを公表。以後は、体調の回復を優先しながら演奏活動を続けていたが、ここにきて療養に専念することを決めたようだ。Instagramに寄せた本人のコメントは以下の通り。

    「ワタシ菅沼孝三、突然ですが演奏活動を休止いたします。今入っているスケジュールを楽しみにしていてくださった皆さま、本当にごめんなさい。昨年の開腹手術後、少しずつでも身体を回復させようとスケジュールの量も減らして治療を行いながら演奏とレッスンをなんとか両立してきました。しかし、これ以上演奏を続けるのが困難になりました。そして先日、病院から再度の入院を勧められています。発表しなければならない病名は『大腸がんのステージ4』です。リンパ、肺、肝臓にも転移があり、余命も宣告されました。今日まで全力疾走でドラムを叩いて生きてきて、一緒に演奏してくださったミュージシャンの皆さま、スタッフや関係者の皆さま、ここまで応援してくださったお客さま…心から感謝いたします。ここから少し身体を休め、体調を整えたいと思いますが、もし『さよなら手数王』(笑)になったらごめんなさい。『もう一度帰ってきた手数王』になれればいいのですが…ご心配をおかけしますが、取り急ぎ、現状のご報告です。昨年の手術以降たくさんの方々の温かいお気持ちに感謝します。コロナ禍でもありますので、お見舞い等はお気持ちだけ頂き、申し訳ないのですが遠慮させて頂きたく思います。また、個別のコメントやメッセージにお返事出来ませんが、ご賢察いただければ幸いです」。

    ユーモアも交えて現状を報告するこのコメントからもわかるように、明るくバイタリティの塊のような人物であることは、ファンのみならず多くの人が知るところ。自身のコメントにもあるように『もう一度帰ってきた手数王』として我々の前に姿を現し、素晴らしいドラミングを披露してくれる日を静かに待ちたい。