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    星野 源「Cube」の予測不能&スリリングなドラミングに注目!

    星野 源のニュー・シングル「Cube」が10月18日0時より配信を開始した。

    本作は97年に公開された映画「CUBE」の日本リメイク版主題歌としてタイアップされ、予告CMが話題となっていた。“昔観た カナダの映画”など、作品とリンクした歌詞も配信と同時に公開され、ファンをはじめすでに多くのリスナーを沸かせている。

    本誌でもお馴染みの名手、河村“カースケ”智康がメインで参加しているアルバム『POP VIRUS』以降、玉田豊夢石若 駿mabanuaなど、現代の音楽シーンに欠かせないドラマーを制作メンバーとして起用してきた星野。気になる今作のクレジットを見てみると、“Programing”として自身(星野)とmabanuaの名前が表記されており、この2人が今回のビート・メイキングの鍵を握っていると思われる。

    そしてこのビート・メイクが実にドラマチックな展開となっている点にも注目だ。ドラムンベースとスピーディなスリップを融合させたようなビートで楽曲の幕を開けると、サビではハーフ・タイムに移行。2番へのブリッジではいわゆる2ビート系の疾走感あるフィールや8ビートを織り交ぜたりと、目まぐるしく変化する予測困難な展開が実にスリリング! ラストのサビではメロディのリズムにユニゾンした半ばフリー・パートのような一節を経て2ビートで駆け抜ける。

    ライド・シンバルのパターンやスネア、タムなどの細かいフレージングやリアルなドラム・サウンド、人間の息遣いすら感じられそうなビートは、プログラミングであることを忘れてしまいそうなほどの生々しさで、「アイデア」を筆頭に「創造」、「不思議」と続いてきた、驚くような“仕掛け”が今作でも炸裂している。

    「Cube」は現在、各種サブスクや配信サイト、そしてTikTokでも音源使用が開始されているようだ。気になる人は下記からチェックを。