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恒岡 章の遺作、Hi-STANDARD「I’m A Rat」が配信開始。SATANIC CARNIVALへの出演もアナウンス

4月19日19時にHi-STANDARDの新曲「I’m A Rat」が配信限定でリリース。特設サイトもオープンした。

この曲は昨年12月にレコーディングされたという、“アルバム未発表ではない新録曲”で、2月に逝去した恒岡 章のHi-STANDARDでの遺作だという。

リリース1週間前の4月12日にはレコーディング・ドキュメンタリーも公開され、Hi-STANDARDとしての新曲の発表に驚いた人も多いことだろう。

横山のギターに難波のヴォーカルを乗せて始まる「I’m A Rat」は、出だしの速さから恒岡のドラム・インで一気に加速。ハイスタでもトップクラスのBPMで駆け抜けながらも、彼ららしいはっきりとした曲展開に、“これぞ恒岡”という抜群のフレージングが絡む、緩急を織り交ぜた2分とは思えない濃い1曲に仕上がっている。

レコーディング・ドキュメンタリーを見ると、恒岡が「I’m A Rat」で使用したキットは、Gold Glassフィニッシュがお馴染みのDWコレクターズ・メイプル。シンバルも馴染みのあるパイステの2002 Novo Chinaをはじめ、Formula 602 Modern Essentials、Signatureシリーズなどを組み合わせていると思われる。

PIZZA OF DEATHの公式Twitterではリリースと同時にメンバー・コメントも発表。この楽曲を皮切りにさまざまなプロジェクトの予定があったとのことで、恒岡も前向きな姿勢で取り組んでいたという。

そして同時にSATANIC CARNIVAL’23へ、Hi-STANDARDとして主演することも発表。恒岡が亡くなる前から出演の話は進んでいたそうで、当日は縁のドラマー数人が参加するとのこと。

悲しみが尽きることはないが、2人が紡ぐHi-STANDARDから今後も目が離せない。